新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「笑い」とは何か?カントから桂枝雀まで、古今東西の偉人が取り組んだ大きな課題

とっても身近なあるものだけれど、とってもとってもわからないもの。「笑う」という行為は、当にその代表例の様に思います。僕たちは面白い時は当然笑いますが、呆れた時、気が抜けた時、場合によってはキライな人の失敗を目にした時など、実に多くの場面で…

「間」という概念〜古典から現代まで続く、日本独自の「間」の伝統

「間の取り方」最近僕が大切にしている概念です。以前ビートたけしさんの「間抜けの構造」に影響を受けた概念です。いわゆる「名人」と言われる人たちは、独自の間をもっていらっしゃるということです。間抜けの構造では政治家、映画、お笑いなどの「間」を…

ゼクレアトルの祖!?〜濹東綺譚は元祖作者が作品に登場する作品

―濹東綺譚はここに筆を擱くべきであろう。然しながら若しここに古風な小説的結末をつけようと欲するならば、半年或は一年の後、わたくしが偶然思いがけない処で、既に素人になっているお雪に廻り逢う一節を書添えればよいであろう。猶又、この偶然の邂逅をし…

現代の作品に根付くオンディーヌの物語〜ポニョの母とキルアの父がさせた約束の呪い

朝のニュースチェックをしていたら偶然出てきた「オンディーヌの呪い」という言葉。夜寝てしまうと呼吸ができなくなってしまう難病の別名らしいです。オンディーヌとは、綺麗な女の姿をした水の精霊のことで、一般にはウンディーネという呼び名の方が聞き覚…

ミャンマーの民主化とこれからの課題

どうしても書くネタが思いつかなかったので、この前知り合いに頼まれて書いたやつ(結局ボツにしたものです)をアップします。。 はじめに東日本大震災が起こった2011年3月に、ミャンマーではテイン・セインが大統領に就任し、50年近く続いた軍事政権が終わり…

「少年の日の思い出」に毒されてみる〜芸術家の純粋で残酷すぎる美への欲求

中学一年生の国語の教科書に載っている、ヘッセの「少年の日の思い出」というお話。主人公が隣の家の友人エーミールが所有する珍しい蝶の展翅を盗もうとして壊してしまい、その事実を伝え謝罪すると、エーミールは「わかった。お前はそういうやつなのか」と…

観察者としての作者の作家性が滲み出た作品〜海月姫のバランス感と作者の「孤立」感〜

正直なところ目には付いても内容を知ろうとは思ってもらえない気がするんですよね、海月姫って(笑)本当に面白いマンガなのに。僕も東村アキコ先生を知るまで名前は聞いても、正直興味は持っていませんでした。あまりにもタイトルや表紙絵だけでは内容が想…

フツーに学んだら百人一首なんてつまらないに決まってる〜背景で覚える百人一首

百人一首と聞くと、どうしてもつまらないものというイメージが先行してしまいます。その最大の理由は、中高時代に無理やり覚えさせられたからだと思うんですよね。意味をそっちのけで、とにかく暗記しなくちゃいけないから、面白くないし、苦痛にしか感じな…

自己啓発の落とし穴〜自己啓発が役に立つ人、ハマる人

先週の日曜日に知り合いとご飯に行って、そこで自己啓発の話がでてきたので。基本的に僕は自己啓発の類に関してはあったほうがいいものだと思っています。ただ自分には必要ないですが(笑)自己啓発を利用して自分に自信をつけることはいいなと思いますが、…

根性論が嫌いな人のための理屈勉強法5 | 頭のいい子の育て方1-2〜

頭のいい人というのを①秀才型と②天才型と分類して、前回は秀才型の特徴をまとめました。今回はその続きで、天才型の特徴をまとめてみたいと思います。天才型の頭のよさとは、仕事のスピードが早いとか、論理的思考に長けているとかとは少し違います。どちら…

根性論が嫌いな人のための理屈勉強法4 | 頭のいい子の育て方1-1

僕が19さいの時にライフワークにすると決めた事のひとつに、「人工的に頭のいい人を創出するメソッドの開発」というものがあります。かなり酔うとうっかりこの話をしてしまい、その度周りの友達にはバカにされているのですが、実は結構真剣に言っていたりし…

根性論が嫌いな人のための理屈勉強法3 | 勉強におけるコストセンターとプロフィットセンターの考え方

ムダを省くという言葉と勉強とは、一見馴染まないように感じるかもしれませんが、勉強においてもムダを削るという心がけは非常に大切です。むやみに勉強時間を伸ばしたところで、それは質の低下をもたらすため、結果として思うような効果をもたらさないこと…

「21世紀の資本」がこんなにヒットした理由 ピケティのマーケティング的側面

トマ・ピケティさんの21世紀の資本。昨年末あたりから、凄い人気みたいです。僕も読んでみたいと思っているのですが、まだ手を出せていません。で、内容を知らないからこそ、コンテンツ面を無視して売れた理由について好き勝手言ってみようと思います(笑)2…

はてなブログのトップに目次をつけてみた

デザインからやっていて、予想外に時間がかかってしまったので、今日は業務連絡だけ。。 ブログのトップに目次をつけてみました。 クリックしたらそれぞれのカテゴリに飛ぶタイプ。 バランスが悪いのでまだまだ調整が必要ですが、そこは徐々にしていこうかな…

バレンタイン・リテラシー〜非モテ男子がチョコを貰う方法〜

バレンタインデーが近づいてきました。その日は友人の結婚式で、しかも余興をしなければならず、当日の準備やらその日塾を休むための準備やらに追われています。。 バレンタインが近づくと毎年、チョコをもらえる男子ともらえない男子の間のバレンタインとい…

教育×IT~右のう編~

ふたつ前の「コンテンツギャグとキャラクターギャグ」という話を書いていたら、ふと頭の中で考えていたことがつながってきたので、それを思いつくままに書き出した続きです。。 デジタル化によって、合理的なものが基本的に複製可能になるとして、先駆けて指…

教育×IT~左のう編~

昨日書いたキャラクターギャグとコンテンツギャグについて、学習指導においても、キャラとコンテンツの問題は当てはまるように思います。子供たちが言う「面白い」「わかりやすい」が、キャラクター由来なのかコンテンツ由来なのか。ざっくり言えば「あの先…

コンテンツギャグとキャラクターギャグという考え方

同じ一発ギャグでも、面白さの所在はまるで違います。たとえば小島よしおさんの「そんなの関係ねぇ」やダンディー坂野さんの「ゲッツ」なんかは、一般人が真似してもそこそこウケたりします。一方で、FUJIWARAの原西さんのギャグや中川家の兄のモノマネなど…

問題のミスディレクションに惑わされない

マジシャンは手品をするとき、タネがバレないように相手の視線をそらすテクニックを使います。指をならしたり、それっぽい言葉を低いトーンで言って、相手を前のめりにさせたり。こうした視線誘導のテクニックを「ミスディレクション」といいます。お客さん…

テロリズムのIT化〜近代国家の枠組みでは対応できないISの構造的強み

ISISの日本人人質事件をみて思ったのは、ITによりテロリズムも時間的・物理的障壁が短縮されるようになったのだなあということでした。テロの本質が、ターゲットとした国の国民に対して恐怖を植え付け、また国を動かす権力者に対して揺さぶりをかけることで…

就活で勝ちたかったら爽子になれ!〜風早くんがくるみじゃなくて爽子を選ぶワケ〜

変わらない「好き」と、変わる「好き」。|★就活ゲーム公式ガイド僕がチェックしているブログのひとつです。就活について非常に論理的で、その一方でよくある「就活コンサル」とは全く違う、人生の通過点の一つとして就活について書いてあるみつしろさんの「…

年会費がポイント!?ディズニーとコストコに共通する囲い込みビジネス

最近塾の先輩から聞いて、ちょっと興味のあるコストコです。年会費4000円の大型の倉庫型販売店。4000円の年会費っていうのが非常に面白いなと思いました。これって、ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンのモデルと似ています。財務諸表を見たわ…