新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



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33.蝉と時雨

朝、窓を開けると気の早い数匹の蝉が夏の訪れを喜んでいた。多くの小・中・高校生が今日から夏休みを迎える。空は夏休みを祝福する様な晴れ模様。各地のレジャー施設は多くの親子連れで賑わうことになりそうだ。今年は本家よりも一足早く、我々が「蝉しぐれ…

34.無法と法治

二年前のこと。深夜にコンビニへ買い出しに出かけた時、家の前の信号が突然消えたという事があった。すぐさま警察に連絡をしたのだが、経緯を説明している最中に信号が再びともり事なきを得た。無事信号が動き出した為にイタズラ電話をかけた様な状態になっ…

35.憂鬱と充実

私は常々疲れには2種類あるのではと考えています。ひとつは充実の疲れ。ひとつは憂鬱な疲れ。どっちも当然疲れである以上、ヘトヘトになったら眠たくなります。ヘトヘトだから家に帰ると直ぐに寝ます。ここは同じ。で、泥の様にぐっすり眠ってまた次の日にな…

36.部分撤退と全面撤退

「心を読む」とは本当に難しいことだと思う。僕は趣味でマジックをしているから、「思い描いたトランプのマークと数字を当てます」だとか、「好きな動物を浮かべてください」とか言った類の物はできる。でも優秀なサラリーマンがよく言う、「相手が欲しいと…

37.働き方と休み方

過労、失業、低賃金。新聞社を問わず連日の様に紙面に労働関連の話題が並ぶ。ライフワークバランスという言葉が注目され始めたのはちょうどここ数年の事だろう。少し前、新聞に「就職難、若者のライバルは高齢者」という見出しが踊っていた。定年退職者を雇…

38.一生ものと一過性

あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。重松清氏の小説に描かれたセリフだ。「彼ら」はまさにこんな心境なのだろう。大津市のイジメ問題を受けて、警察が生徒約300人に事情聴取を行うそうだ。15やそこらの少年・少女には少し酷な気もする。しかし…

39.BESTとBETTER

「本当の大災害が起きたとき、私たちに求められるのは、振り返った時に何が最善であったかではなく、今目の前でどちらが良い選択かを選ぶ力なのです。」以前消防士の方のお話を伺った時に聞いた言葉だ。一番いい選択などわからないから、その都度どちらがい…

40.打ち水と打たせ水

昨日おとといと、夕方に集中豪雨が発生している。いよいよ気候が熱帯に近づいてきたのだと感じた。昨日のような集中豪雨を熱帯地域ではスコールと呼ぶ。何語から来たのかは忘れてしまったが、確か「叫ぶ」という意味の言葉が語源であったように記憶している…

41.輝きと煌き

27日に開幕した、ロンドン五輪がにわかに盛り上がりを見せている。連日の日本勢のメダル獲得の知らせが、各社の新聞一面に踊る。朝コンビニに並ぶ新聞に輝かしい一瞬がズラリと写っている姿は爽快だ。我が国の強さを実感できるような気がする。五輪でメダル…

14.生き恥と生き様

"死にたくなったら俺がお笑いやってるところを見てくれ。死ぬのが馬鹿馬鹿しくなるから。もっとダメなやつがいるって笑い飛ばせ。そして、ちょっとでも勇気が出たら俺のライブに来い。きっと、お前と同じようなやつがいるから。死ぬな!生きていればいいこと…