新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



勉強コラム1-2インプットとアウトプット

塾用に書いていたのですが、全然方向性が違ってしまい、ボツにしたやつです(笑)

最近更新が止まってしまっていたので、小出しにアップします。。

 

 

IN PUTとOUT PUT 

 ある生徒さんから「勉強をしているのに成績が上がらない」という相談を受けました。たしかにその子は最近塾に毎日来て真剣な表情で勉強に取り組んでいます。時間をかけているのになかなか苦手な英語が克服できないと悩んでいました。どんな勉強方法をしているのか聞いてみると、原因が見えてきました。その生徒さんは演習のしすぎだったのです。

 勉強には知識を定着と、定着させた知識を使いこなすという二つの側面があります。ここでは知識の定着を「知識のインプット」、知識を使うことを「知識のアウトプット」と呼ぶことにします。インプットとアウトプットをバランスよく行うことで成績は向上します。先に紹介した生徒さんの成績が思うように伸びなかったのは、勉強が問題演習つまりアウトプットに偏ってしまっていたことが原因です。

 よく、勉強イコール問題の演習を積むことだと考える人がいますが、これには少しだけ誤解が含まれます。確かに問題演習は勉強の上で不可欠な要素ではありますが、それが全てではありません。正しい勉強方法を理解するためには、「問題演習」が何かということをしっかりと理解しておくことが必要です。問題演習とは、成績を伸ばすための手段ではなく、頭の中を整理するための動作です。問題を解くことで頭の中の知識が整理されてゆき、必要な時に適切な内容を引き出せるようになる。その結果成績が上がるのです。例えるなら、部屋の整頓のようなものです。どんなに整理整頓をしようとしたところで、そもそも整理する物がなかったら、そこから何も生まれません。成績を上げるには問題の演習をする前に、知識を定着させることが大切です。

 インプットとアウトプットをはっきり意識することで、勉強の効率を飛躍的に高めることができます。どの科目でも勉強を始める際は必ず初めに教科書やテキストの単元整理の部分を一度読むようにして下さい。そのあとで問題の演習にとりかかる。その単元で覚えなければならない知識を頭に入れたうえで問題演習に取り組むことで、新しい知識が効率よく定着・整理されます。知識が定着する、素早く引き出せるから問題が解けるようになるわけです。

 知識のインプットをせずに演習ばかりしているというのは、冷蔵庫の残り物だけで料理のレパートリーを増やそうとしているのと似ています。どんなにアレンジしても、新しい素材が入っていないのだから限界があります。新しいメニューに挑戦するのなら、やはり定期的に新しい食材を仕入れる必要があります。そしてそれを使いやすいように整理して冷蔵庫に入れておく。食材が勉強で言うところの知識です。

 知識を覚えたり内容を整理したりという勉強は、問題演習と比べるとどうしても地味で面倒くさい作業であるため、敬遠してしまいがちです。しかしそこをおろそかにすると思うような成果が現れません。あなたがもし勉強をしているのに成果が出ないと悩んでいるのなら、インプットとアウトプットのバランスが適切かどうか考えてみて下さい。もし問題演習に偏ってしまっているようであれば、一度テキストの要点まとめや学校や塾の授業ノートを細かく読んでみるといいかもしれません。インプットからアウトプットへという流れを上手く習慣化することで、今までよりもずっと成績が上がりやすくなります。