新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



根性論が嫌いな人のための理屈勉強法1 | 受験への定量的アプローチ

久しぶりに複数に分けたエントリを。。

僕は基本的に、数値化して成果が図られるあらゆる物事に対するもっとも効果のある戦略は、要因を定量的に表して、合理化していくことだと思っています。
それは、試験においても同じです。
試験というものがその性質上、点数で測られる限り、その対策としてもっとも効果の出やすい手段も、成績を上げる要因を具体的に定量的に表して、その数値を改善していくことだと思うのです。
勉強してもなかなかテストで点数が伸びないという声をよく聞きますが、その原因は、自分の行った学習を数値化して検証できていないことにあるように思います。
漠然としたアクションしか起こしていないから、そこから得られる便益も曖昧なものにしかならない。
試験が数値で評価されるシステムである以上、その対策も数値に基づいて行われるべきです。

勉強を定量化するといっても、全ての要因を数値で測ることはできません。
もともとの理解力の高さや、集中力、勉強の質みたいなものは、基本的には数値で表すことができないからです。
しかしながら、勉強の中には定量化することのできる要因も幾つか含まれています。
それらを数値化して、その数値を改善して行くだけでも、十分な効果が期待できます。
僕が受験指導をする際に最初に心がけるのは、こうした定量化できる要因を数値で表して、それらを改善して行くという作業です。
質や本人にあった覚え方などの工夫は、時間がかかる上に、目に見える成果は期待できないため、次のフェーズのお話だと思っています。

具体的には、その週の勉強時間と勉強量を数値として記録してもらうようにします。
勉強時間に関しては、一週間で不可欠な時間(学校+睡眠+移動+風呂・食事など)を除いた、自由に時間を使える時間(=可処分時間)をあげてもらいます。
そして、一週間の勉強時間を実際に記録してもらう。
週の終わりに可処分時間で実際の勉強時間を割って貰って、可処分時間のうちの勉強が占める割合を常に書いてもらいます。
ここで出した数値を、実際の志望校との実力差に応じて具体的な数値として設定して、それに近づけるように指導します。

もう一つの勉強量に関しては、難易度や科目によってばらつきがあるのは承知ですが、もっとも数値として目に見える、解いたページ数(或いは単科目の場合は解いた問題数)を記録してもらいます。
一週間で解いた総ページ数を合計勉強時間数で割ります。
この数値が(4〜5)になるのを目安にして、次の目標を設定する。

これが、僕がここ数年で考えている受験勉強に対する定量的なアプローチです。
上の二つに課題がある場合は率先してこの数値を改善する。
特に問題がない場合は次のフェーズに進む。
こんな風にして、できる限り自分の感覚を排して行くというのが、こと受験勉強においては有効であるように思います。


これは、決して僕の「教育観」ではありません。
むしろこういったお受験のための勉強みたいなのは大嫌いなので(笑)
これはあくまで「入学試験」という制度の特徴を考えたとき、それが数値で測られる以上、テイラーの科学的管理法的なアプローチが最短距離で成果を得られる手段ではないかと考えて作った方法です。
だからこそ、タイトルで「受験経営論」と書いているのです。
受験勉強を、経営学で習うような理論から戦略をたてたらどうなるかというのを書いただけです。
あくまでも、仕組みから考えるならこうするのがいいのではないかという意見です。
僕の教育観とは全くかけ離れたものであることを強調させてください。

つづく?
<受験経営論2〜勉強の「質」の改善〜>
気が向いたら続きを書こうと思います。


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