新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



中国株式暴落日記〜中国株がヤバいと言われ始める今日までに起こったこと〜

この一週間、ギリシャデフォルトから国民投票、中国株式の暴落と、目の離せない話題が山積して、ブログ更新が滞っていました。
文字通り、空き時間全てを2国の動向を追うのに費やしてました(笑)
大学時代に一時期中国経済を勉強していたため、今回の株価の暴落は研究対象として気になっていました。
だいぶ落ち着いたみたい(=もう崩壊間近)なので、この3ヶ月、特に直近一週間の株価の暴落と政府の対策をまとめてみたいと思います。


今年の年明けから、中国株は急騰していました。
2014年の終わりの上海総合指数が2500あたりだったところから、5月あたりには5000まで上昇しています。
1億円つぎ込んだら、半年で2億円になる計算です。
急騰した株価は6月の半ばから急落し始めます。
6月の半ばから、毎週末5%以上株価が下がり、7月3日には3週間で30%近い下げ幅となりました。
上がると思って借金をして1億円の投資をしたら、3週間で3000万円損した計算。
先週末、株価が4000を割ったあたりから、中国政府は様々な対応を始めます。

7月3日はれ
金曜日に5%以上の下落を記録したあと、証券会社が合同で週明けに2.4兆円の予算で買い支えをすると発表しました。
別途中国政府も買い支えをしていたのに合わせて週明けの株価上昇を狙いました。

7月5日あめ
買い支えのニュースもあり、週末の終値から大幅に数値をあげて取引がはじまります。
最大の下落要因は、政府のコントロールが強いため大暴落はないと思っていたのに、実際にはコントロールが効かなくなったことにあるきがします。
開始早々下落をし始め、それを証券会社か中国政府が買い支えるという形で株価は乱高下。
最終的な終値は週末と比べて落ち着きました。

7月6日はれときどきあめ
前日に引き続き買い支えがされるものの、売りの大きさに耐え切れず株価が大幅に落ち始めます。
午後には200社以上が株の売買を停止するという異常事態。
株取引は自由に取引できるという「信用」で成り立っているわけなので、そこで200社以上の株が売り買いできなくなるというのは、かなり事態が悪化していることを示します。
株価は政府の買い支えも虚しく大きく下落。
因みに上海総合指数では5%近い下落で収まっていましたが、買い支えがない上海B株は9%の落ち込み。
この辺りで歯止めが効かなくなっていました。


7月7日くもりときどきあめ
前日の暴落を受け、1000以上が株の売買を停止すると発表。
市場に流通する株の3分の1以上の銘柄の取引ができなくなるという事態になりました。
このニュースを受け、この日の取引開始時の株価は前日比で8%以上下落します。
多くの投資家が売買停止になる前に売りを選択した模様。
やや下げ幅は回復するも、好転する見込みもなく、かなりの数の銘柄が売買停止しているにもかかわらず、株価は下落。
この辺りから日本の株式市場にも影響が出始めました。

で、本日起きたときに飛び込んできたニュースが、「5%以上の株を保有する者は、半年間売買を禁止する」という政策を決めたというもの。
これを受けて本日の取引はスタートします。
このエントリを書いている現在、まだ取引が始まっていないので、どうなるか分かりませんが、混乱は必至です。
・度重なる政府の買い支え
・証券会社が合同で買い支えを発表
・3分の1以上の企業株の売買停止
・政府による株売り禁止令
一つ目はともかくこれらはどれも通常の株式市場ではあり得ない政策です。
実際に暴落する様子を追っていて、どれもコントロールが効かないために後手後手に回った政策であったように感じました。
場当たり的な政策が、今後の経済にどのような影響を与えるのか。
そのケーススタディとして、今後が非常に気になります。
今日はちょうど世界恐慌のときと同じ木曜日。
今日の取引の動向次第で、ブラックサースデーと呼ばれる可能性も十分に考えられます。
そんなわけで、引き続き目の離せない今日の中国株式市場です。
50年後くらいに教科書にのる可能性が高い出来事なので、今日もリアルタイムで様子を追いたいと思います。

アイキャッチは買ったまま忘れていた橘玲さん「臆病者のための億万長者入門」