一応ものを教える立場として、世界情勢をはじめ、色々なことに興味を持つようにこころがけているはいるのですが、年末年始にかけてはいろいろなことが起こりすぎて、その因果関係や影響の整理が全く追いついていません。
僕は資本的にそのニュースが全体の流れの中でどういう位置づけになるのかを意識してその意味や今後の展望を自分なりに考えるのですが、この一週間で舞い込んだニュースが多すぎて、完全にキャパオーバーになってしまっています(笑)
もともと経済の専門家でもなければ国際情勢に明るいわけではないのですが、今は本当に全体像が掴めていません。
そんなエクスキューズをつけた上で、僕の見方をざっくり羅列してみたいと思います。
※あくまでこれは記事ではなくエントリーで、ど素人の大方言です。
中国株の下落は、中国の成長スピードが期待されていたよりも遅い(というか実際には停滞してるのだと僕は思っていますが)と、今月8日に期限を迎える去年の夏の株価の大暴落を受けて実施した大株主の売却禁止が解けることに対する不安によるものだと思っています。
中国の大企業の役員は株を2017年まで売らないとの声明を出しましたが、それがどのくらいの影響なのかは気になります。
何れにせよ、売却禁止が解ける8日にどういう動きをするかで中国経済の実態がどのようなものであるかはわかるように思います。
で、今年の中国の展開なのですが、昨年の株の暴落の影響がそろそろ不動産にも出始めるのではないかなあと。
北朝鮮の水爆実験に関するニュースは完全に相互関係が理解できていません。
1月8日であれば金正恩の誕生日ということで、その記念なのでしょうが、このタイミングではそうではない。
外国的に明確な理由を見出せないので、おそらくた国内に対する何らかのPRなのだろうと思っているのですが、これも全く根拠がないので、今後細かく追っていかなければ何ともいえません。
サウジアラビアとイランの関係に関しては、もともと代理戦争のような色合いのあった中東のいざこざがあるので、その流れで見ています。
オイルマネーの恩恵で国内をまとめてきたサウジアラビアに石油価格の暴落の影響がそろそろ出始めたのかなあと見ています。
うまく機能していた最大の理由がオイルマネー。
前提となるオイルマネーの価格が暴落すれば、求心力の低下は明らかです。
求心力が低下すれば当然今まではオイルマネーによって収まっていた国内の不満の声が大きくなる。
仮にそういった筋の話だとすると、石油価格が下がり続けている限り、こうした事件は起こり得ます。
いよいよ危ないのは、現在オイルマネーの下落分を補填するために売っている資産がなくなったときです。
ここも北朝鮮同様に目が離せません。
どのニュースも日本に関係のあることですが、日本に影響するという観点から僕が一番興味を持っているのはウクライナのデフォルト問題です。
デフォルトとなるとそのお金が全て飛ぶことになる。
その辺が今後日本にどう影響してくるのかが気になります。
当然ウクライナのデフォルトで1番の影響を受けるのはロシアです。
その他の方面でもかなり厳しい状態であろうロシア。
そこにきてウクライナの今回のデフォルトです。
今はまだ日本国内ではそれほどニュースになっていませんが、これからかなり大きな話題になっていくのではと思っています。
これらの諸問題をみていて、どの辺りのシステムが限界を迎えているのかということはある程度自分の中で答えが見えているのですが、それを言語化するにはまだまだ勉強不足です。
それに加えてイスラム国を筆頭に、去年から引き続き注目しなければならない問題も数多く存在します。
今年はこうした世界情勢に乗り遅れないためにも、オイルマネーの歴史とイスラム教の流れについて、もっと学ばなければと思う次第です。
僕は基本的にあるニュース読むとき、話題の収束点はどこかという視点でみています。
ひとつ確かなことは話題の収束点が、ここ数年で確実に移動しているということです。
それに合わせて、事象を追うことができるだけの基礎知識を蓄えなければとおもうばかりです。
しばらくエントリを書いていないと、驚くほど文章がかけなくなっていて哀しくなりました(笑)
リハビリも兼ねて、毎日更新したいと思います。
みなさま、今年もよろしくお願い致します!
完全にフラットな視点で物事に触れる人でないと、強い違和感を覚えるかもしれません。
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