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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



早くやれば良かったと毎年後悔する人のための読書感想文講座①薄い本ほど感想文は書きづらい

夏祭り、海と花火とかき氷。
楽しいイベントがいっぱい待っている夏休みももう直ぐです。
僕たち塾人にとっては夏休みは地獄の日々でしかない訳ですが(笑)それでも「夏休み」と聞くだけで、少しワクワクします。
さて、学生さんにとっての夏休みの風物詩といえば、「夏休みの友」と称して勝手に馴れ馴れしく親友宣言をかます大量の宿題と、読書感想文でしょう。
毎年毎年「来年こそは計画的に終わらせよう」と8月31日に誓って、結局次の年もその日を迎えて同じ後悔をする。
「来年こそは計画的に...アレッ!?これどこかで言った気がする。デジャヴー?」みたいな人も少なくないのではないでしょうか?(笑)
宿題の方は頑張ってもらうとして、読書感想文に関しては多少負担を和らげる手立てならいくらでもあります。
今回は(不定期で)数回に分けて、読書感想文の書き方についてまとめていきたいと思います。

「感想文なんてどうやって書いたらいいか分からへん!」
読書感想文が嫌いな人で一番多いのは、こんな悩みではないでしょうか?
これは最もだと思います。
小学校から毎年課題にされるのに、具体的な読書感想文の書き方を教えられることは、ほとんどありません。
もちろん、「こう書けばいい」という形式的なことは習うかもしれませんが、そんなの「収入を増やして出費を減らせば誰でもお金持ちになれる」っていうのと同じレベルのお話で、具体的にどうすれば良いのかは分かりません(笑)
そして、赤子同然で放り出されるから、全く上手く書けない。
こういう人って少なくないと思います。
したがってここでは、できるだけ具体的な読書感想文の書き方をまとめたいと思うのですが、その前に、読書感想文のどこで皆さんが躓いてしまうのか。
よくある読書感想文が書けなくなるパターンをまとめてみたいと思います。

①短い小説を選ぶ
夏休みの残り日数も減ってきて、焦っている人に多いのが、とにかく短い作品を選んで早く書き上げようという思考です。
実はここに大きな落とし穴があります。
感想文を書くにあたって一番難しいのが、短い作品から感想を膨らませること。
作品が短ければ短いほど、書く側の技術が要求されるのです。
だから、早く書きあげたいと思ったら、むしろ中〜長編の作品を選ぶことが近道だったりします。

②あらすじとあとがきだけで書こうとする
僕は読書感想文の書き方を端的に表すのなら、「作品の中から『あるある』を見つける作業」だと思っています。
主人公の心情に共感したり、境遇に自分を重ねたりと、場面ごとの登場人物に乗っかれる場所を見つけて、自分の経験を重ねていく。
これが感想文を書く最も簡単な方法でしょう。
そのために必要なことは、気になった情景描写を集めることです。
あらすじやあとがきには、こうした過程は書かれていません。
だから、あらすじとあとがきを読んでとにかく書き始めようとすると、原稿用紙の1枚目の後半くらいでパタリと手が止まってしまう訳なのです。

③いきなり書き始める
読書感想文の文字数は、小学生であれば1000〜1500字、中高生であれば2000〜2500字くらいです。
普段のテストに出てくる記述問題が多くて80文字前後、ちょっとした作文のテストでも200〜300文字というなかで、千文字を超える文章を書けというのは、なかなかにハードルの高い作業であるように思います。
実際に毎年学生さんが持ってくる相談で一番多いのは「そんなにたくさん書けない」というもの。
確かに1000〜2500文字、3枚から5枚の原稿用紙を埋めるのは少し大変です。
しかし、それは話のプロット(設計図)を書くことで解決できます。
本のような長い文章はもちろん、ブログでもニュース記事でも、何かしら文章を書く人がやっていること。
それが、話のプロットを打つことなのです。
いきなり冒頭から書き始めると、どういう結末になるかも、どのくらいの分量になるかも予想できません。
だから予め箇条書きでどんな構成にするかをまとめておきます。
そして、その箇条書きにしたものに基づいてブロック毎に書いていく。
こうすることで文字数の多い文章は出来上がります。

①短い小説を選ぶ②あらすじとあとがきだけで書こうとする③いきなり書き始めると、読書感想文を書けない理由として多い理由を挙げてみましたが、みなさん心当たりはないでしょうか?
もし、該当する人がいたら、次回以降をご期待下さい。
きっと、ちょっとだけ読書感想文が書きやすくなると思います。
というわけで、次回からは読書感想文の書き方についてまとめていきたいと思います!
次回は「感想文に向いた小説の選び方」です。

アイキャッチは読書感想文にオススメの本①モモ

モモ (岩波少年文庫(127))

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