新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



正直な政治家という嘘

テレビや新聞の街頭アンケートをみていると、いつも違和感を覚えることがあります。
それは「正直な政治家」っていう言葉。
あなたが求める理想の政治化像は?みたいなアンケートがあると、必ずトップにくるのが、この「正直な政治家」だったり、「裏表のない政治家」って選択肢です。

実際のところ、本当の意味での「正直な政治家」っていうのんを想定できている人って何人いるんだろうっていうのが、僕の違和感です。

正直っていうのはつまり、嘘を言わないって事なんですよね。
決していい事しか言わないって事じゃないんです。


たとえば、どんなに悪い事でも本当の正直者なら言ってしまう。
年金制度は今のままでは成り立ちません。今の制度を維持するためには年金の支払額を二倍にして、支給年齢を75にするしかありません。
とか、
放射能は実は日本中に飛び散ってました(そんなことないと思いますが)。世界の目は凄く冷たいです。
とか、
農業なんて保護しても、国のGDP寄与率が低いので非生産的です。
とか。
いい側面と同じ位、こういう負の側面を全て言ってしまうのが、本当の意味での裏表のない政治家、つまり正直な政治家ですよ。

多分街頭アンケートで「正直な政治家」っていうのを望む人たちは、そんなこと考えてないと思うんですよね。
正直=いい事も悪いことも全てありのまま伝えるではなく、正直=いい事しか言わないと思ってる。
でも、そんなことあるはずないんですよね。
いい事しか言わないならともかく、いい事しかないなんて、それこそ錬金術の世界。
現実はトレードオフで、いい事と悪いこと、全てにその両面が備わった世界なんですよね。

それなのに、人々が求めてるのは、先の意味(いい事しか言わない)でいい人が正直って思うのは虫が良すぎる気がします。
結局、人々が求めているのは、表と裏がない人間(全てありのままにいう人)ではなく、表しかない人間なんですよね。

そんな都合いい人、いるわけないじゃん!
結局僕たちには、正直orNOTでいうならば、いい面も悪い面も全て隠さず言ってしまい、反感を得る人か、僕らの顔色を伺ってゴマする夢を語る政治家の2択しかないんですよね。

それに気づかず、正直がいいって言ってる。
何に対して賛成反対っていうのんを僕は基本的にはもちあわせていないのですが、街頭アンケートには、強く疑問を感じているのが確かです。
なんだろう?自分に都合のいい事しか言わない人を求めるクセに、それが虚構ではダメだなんて、都合よすぎると思う。


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