新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



津田大介「天ぷら 炎上」問題

昨日、メルマガ購読している「週刊夏野総研」の生放送を見ていて知りました。

 

14日の豪雪で山梨や東京の郊外部などが災害に見舞われている中安倍首相が支持者の方と会食していた事をジャーナリストの津田大介さんがTwitterで「TPOわきまえろ」と批判。

 

それが炎上したというお話。。。

 

個人的には驚くほどどーーーでもいいと思ったんですが、夏野さんの視点、津田さんの主張、そしてワーワー言っていた人たちの主張にそれぞれ気づきがあったので、取り上げて見る事にしました。

 

 

まず、津田大介さんの意見。

まとめられたニュースとかをみると「時の首相が災害時に天ぷらなんか悠長に食ってんな」とか「会食なら延期できるのだから被災者の空気読め」って批判したみたいに言われてますけど、津田さんがいいたかったのはそうじゃない。

 

多分、情報が足りていない状態を改善するために、首相自らが情報発信をするのが効果的っていうことを一番言いたかったんでしょう。

 

 

安倍首相クラスになれば、当然注目度があります。

そして雪害に対するリアルタイムの救助情報が全然追いついていない状況だった。

で、あるならば、そこに安倍さんが自らのバリューと立場のもとに情報を発信したらかわる。

少なくともそういう発信ができる状況を用意しておいてもいいのでは。

 

まあこの考えに僕は賛成はしませんが、とりあえず津田さんが言いたかったのはこんな所じゃないんでしょうか。

 

 

例えば雪で交通網が著しく遮断されている状況で「現在雪で孤立した集落に物資を届けなければいけないのですが、交通網が渋滞していて時間がかかるのが現状です。可能な限り即日配達は避け、人命を優先してほしい」とか首相が言ったら少し救助が進むかもしれない。

 

そういう情報発信の可能性を問いたかったんじゃないかって思います。

 

 

 

僕がなるほどって思ったのは、次の夏野さんの意見です。

「知らない世界の事を、自分たちの価値尺度で測ろうとするな」

って意見。

 

夏野さんは一貫して、災害中の会食も賛成派でした。

別に飯食いながらでも支持できる、実際に首相ができることはないなどの理由から。

 

高い値段の食事が当たり前の人たちの生活を自分たちの感覚でみて「緊急時に不謹慎だ」って批判するのは間違えてるっていう意見にはすごくなっとくしました。

僕らにとって一食数万円(赤坂の天ぷらならそんくらいするでしょう)の食事は、贅沢で特別な日に食べるものです。

だから僕らの感覚で安倍さんの会食を理解したら、「よりによって19年ぶりの豪雪で苦しんでいる人が多い中、一生俺らが食えないような食事をつついてるなんてありえない」ってなるわけです。

 

でも、そういった食事が当たり前の人たちにとって、それは普段と変わらない生活をしてるだけの話。

 

そこでいざという時の心づもりさえしていればなんら問題ないはずなんですよね。

 

僕らがすき家に行く感覚と、赤坂の天ぷら屋で会食するのって、収入とステータスで比例関係出したらだいたい一致すると思います。

 

 

だから、首相が赤坂の天ぷら屋で会食してたっていうのを僕らの価値基準で判断するのはそもそも間違え。

それを不謹慎とか批判したいなら、一回自分たちのステータスに変換してみた方がいいです。

朝6時から夜9時過ぎまで働いて(実際の首相の動きってこれくらい)このあと行きたくもない接待がある。

今日は災害の事で万が一があるから、居酒屋やめてすき家にしよう。

多分このくらいの感覚ですよ(笑)

 

全然不謹慎じゃない。

むしろ、そういったレイヤーの人たちの生活に対する僕らの想像力の欠如(僻み根性)が問題な気がします。

 

 

最期に津田さんに対するリツイートの特性について。

津田さんに対するリツイートの種類は大きく3つでした。

1.津田さんに対するジャーナリストとしての支持・反対

2.「天ぷら批判」そのもの、意見に対する非難・擁護

3.津田さんの人格攻撃・謝罪要求

 

 

1と2はわかるんですよね。

ただ3がどうしても理解できない。。。

いやっ、百歩譲って人格攻撃は分かるんですが、間違えた事を言ったなら謝罪すべき(別に津田さんそもそも間違えてない)ってのが分からない。

誰に?って思っちゃうんですよね。

 

 

多くの謝罪要求ツイートは首相に対して謝罪すべきって言ってましたけど、これ違いますよね。

正確には「首相に対する謝罪」を俺らに向かってすべきって事だと思う。

 

個人的にはこういう意見が多いって凄くよくない気がします。

 

これって、イジメの起こるきっかけと同じですよね。

お前は集団倫理・常識に反する行為をした、だから俺(もしくは2.3人の俺ら)に謝るべき。

こういう空気がイジメのきっかけになってると思うんです。

 

謝罪対象がいない、当事者も対象者もきにしていないのに、外野の声がそれを求める。

なんにせよ僕はこういう風潮が生まれる事が1番不健全だと思う。

 

だから、今回の津田大介さん天ぷら批判問題でも1番気になったのはここの所なんですよね。

 

 

多分津田さん自身も「なぜここまで炎上したのかわからない」と言っていたのですが、おそらく原因はこうした外野の声が膨張したことにある気がします。

 

 

食品偽造の件では類似犯探しが広がったのに、佐村河内さんの場合類似犯探しに向かわなかったのはなんでだろうとか、SONYの今後の戦略とか、書きたいことは幾つかあったのですが、このニュース(?)が気になったのでそれはまた今度にします。

(こうやって新鮮なニュースに対する考察の鮮度が落ちるんだよなぁ、、、)


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