新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



頭の中に物語の世界を描くこと

日頃古典を教えていて、得意な生徒さんと苦手な生徒さんの違いは何かと考えることがあります。
文法はちょっと違うのですが、少なくとも読解の観点から言えば、「物語の絵が頭に浮かべられるか否か」が非常に大きな差を産んでいるように思います。
古典が得意な生徒さんは、書かれた言葉を組み合わせて、頭の中でその世界を作り出せている。
逆に、苦手な生徒さんは、言葉を理解することはできても、そこから物語世界を想像するのが少し苦手な印象を受けます。
言葉を繋ぎ合わせて一つの世界を思い描くことをせず、現代語訳を作るところで終わってしまっている。
だから古典の内容がつかめないという生徒さんが非常に多いように思います。

これは現代文が得意な子であっても(現代文では言葉を繋ぎ合わせて一つの世界を思い描ける生徒さんであっても)よく見かける現象です。
なぜ、現代文では上手くできるのに、古文になると急に読めなくなるのか。
それは、古典において情景描写が極端に少ない事が原因であるように思います。

今の作品に比べ、古典では圧倒的に人物の動きのみがフォーカスされています。
Aがある動作をしたらBはこう反応したみたいなものの連鎖です。
読み手は少ない情報から、どういう場所で、どんな人たちが、どのような場面でやりとりをしているか判断する必要があります。
ちょうどテレビのバラエティ番組から、テロップが全て取られたような感じ。
自分たちで意識を研ぎ澄ませて、言葉の端々をつないで頭に世界観を組み立てていかねばなりません。
これが非常に面倒くさいのです(笑)
そして何より今の子達はそういう作業になれていない。
だからこそ、古典の苦手な人は普通の科目以上に嫌いになるのだと思います。

では、どういった対策が有効か。
少なくとも出る内容が決まっている学校のテストに関しては、テスト対策の段階で視点や場面をしっかり頭の中で整理しておくことが大切です。
そのために必要なことが、場面や語り手がどの角度から登場人物を描いているのかを理解することです。
ちょうどマンガ家さんがコマ割りを考えるみたいな感じ。
どの角度から登場人物を移すのが1番ストーリーとして読みやすいのか。
その点を意識して読むことが近道に思います。


と、ここまでが僕の古典の成績を上げるための手法の仮説です。
それを具体的な対策に落としこもうと考えるのが僕らの作業です。
で、僕が考えたのは、徹底的に古典の作品の視点に関して重視したマンガテイストな説明です。
文字に比べて、今の子達はマンガの方が想像しやすいはず。

既にマンガ家が描いた古典作品の漫画は存在していますが、どれもあくまで漫画家視点です。
どうしても内容や面白さによってしまう。
そうではなくて、徹底的に場面のカットにこだわったカメラワークみたいなものこそ、役にたつのではないかと思ったわけです。
塾の先生が解説のためだけに漫画的に古典の世界観を組み立てる。
これを作ったら、今までよりずっと理解しやすい解説ができるのではないかと思ったのですよね。
で、ためしに一ページだけ作ってみました。
やって分かったこと。


無理だ(笑)

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自分には絵を描くセンスがないことを忘れてた(笑)

眠くて文が途切れてきたので、ここら辺で止めときます。。
おやすみなさい💤