新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



2014-01-06から1日間の記事一覧

12.関と浦

初めて日本を訪れる外国人にとって、単語ごとに音の変化がない日本語は聞きづらいらしい。「理髪店に行ったときに『モミアゲどうしますか?切りますか』と言われたのを『お土産どうしますか?要りますか』って言われたんだと勘違いしたことがあるんです。そ…

11.止と少

古い言葉に「歩く脚には泥がつく」なんて言うものがあります。夢中に歩くていれば良い事か悪い事かは分からないが必ず何かにぶつかる事がある。家にいるだけならそもそも何も出会えない。意味はさしずめこんな所でしょうか。失敗を恐れず果敢に挑めという先…

10.風格と品格

いまや国民的人気マンガとなったONE PIECEのキーパーソンの一人だった白ひげ海賊団船長「エドワード・ニューゲート」は自らの部下一人を助ける為に全世界を敵に回した。世界を敵に回しての戦争の中、見方の裏切りにあった時もそのこういうを咎めることは無く…

9.投信と大臣

お笑いコンビ「トータルテンボス」の漫才に、数字をテーマにした素晴らしいネタがある。掛け算の四の段を矢継ぎ早にいって行くのだが、そのいい間違えが本当に良くできていると思った。シーチキン(4×1)歯肉炎(4×2)資産運用(4×3)宍戸錠(4×4)死後硬直(4×5)四六…

8.裏と表

出典を忘れてしまったのが恥ずかしいが星を使ったこんな例え話を思い出した。「空を見てみろよ。星たちが自分の方が綺麗だと競うように輝いている。」そう男が言うと女はこう返した。「私には運命に縛り付けられて動く事もできない事が悔しくて、必死に運命…

7.沈黙と責任

ライオンが森のなかを歩いていると、ワナにかかってしまい、人間に捕まってしまった。オリに閉じ込められたライオンの前にキツネが現れ「いつもエラそうにしてたクセに簡単に捕まるなんて君は馬鹿だ」と罵った。キツネにバカにされたライオンはこう思った。…

6.愛煙と敬遠

煙という言葉を含む故事成語を辞書でめくってみますと「火のないところに煙は立たぬ」「煙に巻く」などの言葉に出会います。前者は「うわさが立つ以上何かしらの理由がある。」といった意味、後者はごまかしなどという意味の言葉です。「煙」というものは今…

5.進歩と暴走

ドラゴンボールに出てくる、身体の細胞が一部でもあれば蘇るセル。タケコプターをはじめ未来の道具でのび太を助けるドラえもん。どちらも優秀な科学者が生み出した設定だ。90年代、両者が世間に出てきた当初「復活する細胞」と「タケコプター」を比べ、一体…

4.雨と梅

昨日の日の暮れと共にポツポツと雨が降り始めた。いよいよ本格的に梅雨に向かって行く様だ。雨が続くと何かと過ごし辛くていけない。移動手段は限られ、洗濯は部屋干しをせねばならない。傘の隙間から入ってくる横殴りの雨に濡れて帰宅したとき、部屋の中に…

3.頭(こうべ)と稲穂

今月頭に水を引かれた家の前の水田の水面から緑色の稲が顔を出してきた。 これから夏にかけ真っ直ぐと葉を伸ばし、秋になる頃には豊富な実をつける。 稲穂は実るほどに頭を垂れた形になる。 若いころは曲がることなく真っ直ぐに成長し、やがて頭を自然と下げ…