古い言葉に「歩く脚には泥がつく」なんて言うものがあります。
夢中に歩くていれば良い事か悪い事かは分からないが必ず何かにぶつかる事がある。
家にいるだけならそもそも何も出会えない。
意味はさしずめこんな所でしょうか。
失敗を恐れず果敢に挑めという先人からの激励の思いをかんじます。
諺も去ることながら、個人的に「歩」という言葉には大変魅力を感じます。
「歩」を分解すると「止」と「少」になる。
ほんの少しずつでいい。
時には止まったって構わない。
諦めないで前へ進むことが大切なんだ。
「歩」という漢字を見るたびにそう語りかけられている様に思えてならないのです。
止まっても少しずつでも前に進んだらどうなるか?
その答えは将棋で歩兵が教えてくれている通りでしょう。
将棋の駒で最も弱い「歩」は決して一度に多くは進めません。
当然最前線に置かれ強くもない。
但し決して後ろは振り返らない。
脇目も振らずに敵陣にたどり着いた時には立派な「金」となり得るのです。
諺にも将棋にも何処か似た精神を感じます。
時代を越えて一歩を踏み出す大切さを教えている様です。
「歩」くことをテーマにした現代の言葉を1つ引用して終わりにしたいと思います。
「幸せは歩いて来ない。だから歩いてゆくんだね 一日一歩 三日で三歩 三歩進んでニ歩下がる」
365歩のマーチより(by水前寺清子)
やっぱりここでも一歩一歩進む事の大切さを歌ってます。
近道も楽な方法もない、ただ泥臭く行く事が唯一の方法だ。
成功した人達はみな身を以って知っていたのでしょう。
「人生はワンツーパンチ」
「歩みを止めずに 夢見よう」
「千里の道も 一歩から」
「はじまる事を信じよう」
「腕を振って 足をあげて」
「ワン・ツー ワン・ツー」