昨日、東海地方では梅雨明けが宣言された。
本格的な夏の到来と間近に迫った夏休みのおかげで、気分が浮かれている学生が多くなる季節だ。
昨日の塾の授業の際も生徒の間では夏休みの話題が飛び交っていた。
生徒の話を聞いていたら「沖縄に行く」「海外に行きたい」など、普長期休暇ならではの旅行の計画を話してくれた。
大学の友人と話していてもやはり旅行の話が多い。
なんとなく話を聞いていて、パッケージ化されたプランに参加する場合が多いように感じた。
旅行の詳細を聞くと、もっぱら旅行会社の格安旅行が多かった。
最近では旅行業界の熾烈な価格競争によって格安でいけるプランがあり、その予定に乗っかるだけでいいという気楽さから選ぶ人が多いのだろう。
「楽をしたいけど安くなければ嫌」
そんな消費者欲求が現れている。
同じ旅行関連の話題で「安く・楽に」を追求した結果起こった高速バスの事故は忘れてしまったようだ。
事故の後、多くの利用者が「いくら安くても、安全を犠牲にするのはおかしい。」とバス会社を痛烈に批判した。
平常時は利用者の立場から多くの難しい注文を突きつけているのに、いざ問題が起こった後は被害者面では提供者があまりに可愛そうになる。
「いくら安くても、安全を犠牲にするのはおかしい。」
バス会社に浴びせたその言葉を一度自分自身にぶつけてみてもいいのかもしれない。