新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



モテる女は加点法でオスを見る

先日倉敷大原美術館を訪れた際、僕の前に一組の老夫婦がいました。
おばちゃんはふくよかな顔つきで、いかにも育ちがよさそうな出で立ち。
目元をみるだけで優しさが伝わるような人でした。
おっちゃんの方も黒いスーツに黒いハット、丸メガネに口ひげを蓄え本当に優しそうな空気が漂います。
黒いステッキを持って、黒いカーネルサンダースみたい(褒め言葉)な身なりの紳士です。
丁寧におばちゃんをエスコートするカーネル
本当にいい人なんだろうなぁなんて横目で思いながらクールベの「波」をみていたら、同じ絵をみたおっちゃんが不意にバカでかい声で「これナンボすんのやろな!?ガハハハハッ」っで豪快に笑い出して、一気に彼のイメージが崩れました。
美術館で金の話って一番ミスマッチ。

見た目とは裏腹にデリカシーのないおっちゃんだなと思っていたのですが、その人の絵に対する感想を聞くと(声がデカすぎて全部聞こえるのです)僕の彼に対するイメージがもう一転しました。
このカーネルさん、絵のいい部分をとにかく挙げていくのです。
「俺はここがいいと思う。」
「この作品のこの部分が面白い。」
「きっとこういう事を言いたかったんだろう。」
などなど。
決して絵のうんちくを垂れるでもなく、まして悪い部分にケチをつけようとするでもなく、自分がいいなと思った部分を奥さんに嬉しそうに伝えていました。
そして最後に作品名を見る。


僕らは何かの評価をする際、そのブランドを前提で見たり、粗探しをしたりしがちです。
いわば減点法型の目利き。
大原美術館で見た老紳士のそれは、加点法の目利きでした。
その評価にはなるほどと思う視点がたくさんあったばかりでなく、聞いているこちらの気分が思わずよくなる様にも感じました。
これはそのまま男女の「モテ」にも繋がることだと思います。


僕の周りのモテている人(特に女性!)を見ると、例外なく加点法の見方をしています。
逆にモテない人ほど、「○○がダメ」というように減点法で相手を見ている。
減点法の見方の場合、まず自分の頭の中に理想とする要求水準があって、そこから気になる部分を減点していき、残った段階で自分のボーダーを超えているか否かで判断を下します。
その際自分は終始マウントポジション
査定する鑑定士と商品の関係です。
減点法をする人は無意識に査定する対象として見てしまっているのです。
それに対して加点法の人はゼロベースからいい部分を見つけて加点していきます。
減点法で相手を見る人が自分の要求水準を超えるためにすることは「妥協」であるのに対し、加点法で相手を見る人が自分の要求水準を超えるためにすることはもっといい部分が見つけられないかという「努力」です。
妥協で自分の事を見てくる人と、努力で自分のいい所を探してくれる人ならば、どちらがモテるかは言うまでもありません。

相手が自分の事を減点法で見ているのか加点法で見ているのか。
そういう視線に特に男子は敏感です(笑)
たとえ隠そうとしていても、言葉尻や話に対する食いつきの度合いとかではっきりと察知します。
よく女性は男の嘘を見破るのが上手いといいますが、それと同等に男性は女の本音を見抜くことに長けていると言えます。
僕の身の周りの男連中を見ている限り、この能力はハイスペックな男性ほど高くなる。
メイクでもネイルでもエステでもなく、加点法で相手を見るという心掛けが意中の人を振り向かせる上で効果的であるように思います。


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