新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



AO・推薦入試で周りに差をつける視点①受かる人は「顧客視点」と「コンセプト」がはっきりしている

AO入試公募推薦の面接や志望動機について、毎年生徒さんから添削を頼まれます。
添削をする際、「素材をより良くする」が僕のスタンスです。
だから、まずはその生徒さんが書いた志望動機(箇条書きでも何でもいいので、まずは自身の考えたもの)を用意してもらうところからはじめます。
で、実際に読んでみて僕が持つ感想は、大体「分からない」と「もったいない」です(笑)
ごく稀に、一発目で僕が添削して手を加えるなんて恐れ多いというようなものを書いてくる人もいますが、たいていは上の二つの感想に落ち着きます。
(もちろん、何もアドバイスをしていないので当然ですが…)

面接の内容や志望動機を考える際、僕はまず「顧客視点」と「コンセプト」を持てという話からはじめます。
コンセプトは後に語るとして、まずは分かりにくい「顧客視点」から。
顧客視点とは、相手が何を求めているのかを考えるということです。
誤解の無いよう断りを入れておくと、ここでいう顧客視点とは「相手が何を求めているのかを考える」ことで、決して「相手が言って欲しいことにあわせる」ということではありません。
「相手の意図を考える」ことと「相手に合わせる」ことはまるで違います。
面接で話す内容にしても、志望理由書の内容にしても、それを課した学校側の意図に頭をめぐらせているか否かで、伝わる情報の密度は全く異なってしまうのです。

大学側が面接や志望理由書で見たいことは、その学校がAO入試なり公募推薦入試をどういう位置づけと考えているかで2つに分かれます。
一般入試で募集定員の何倍もの志願者が集まる学校の入試課の先生になったつもりで、公募推薦入試やAO入試でどういう生徒が欲しいか考えて下さい。
一般入試で十分な人数を確保できる場合、公募推薦AO入試で人を確保するという緊急性はありません。
そうした状況で公募推薦AO入試を設定する必要性があるのは、一般入試では確保することのできない学生、つまり筆記試験では測れない優秀な学生が欲しい場合でしょう。
したがって、上位~中堅国公立や人気の私立大学の公募推薦入試やAO入試では、他の受験生と比較したときにはっきりと印象に残る内容を組み立てる必要が出てきます。

毎年募集定員の何倍もの志望者が来る学校がある一方で、大半の学校はそう何倍もの志願者が出てくるわけではありません。
そうした学校における公募推薦AO入試の位置づけを考えてみてください。
志願者が殺到するような学校で無い場合、公募推薦AO入試は「母数の確保」という側面が出てきます。
この場合に学校が求めるのは、どこの学校からも引く手数多な輝かしい実績ではなく、勉強意欲があるということや大学を辞めないという安心感です。
毎年何千人と入学する総合大学ならともかく、手厚いフォローを売りにする小規模の大学にとっては、意欲がなく学校に来なくなる学生や入学したはいいけれどすぐに退学してしまうような学生が数人出るだけで大打撃です。
そういったことにならないかをしっかり見定める役割があるのが小規模大学の募推薦入試やAO入試です。

これが僕のいう顧客視点です。
顧客視点を持ってしっかりと相手が何を求めているのかを考えることができたら、次はコンセプトです。
しばしば、自己PRを見ていると自分の良さとアピールしている内容が全く違う人を見かけます。
ちぐはぐな志望理由になるのはコンセプトがブレッブレになってしまっていることが原因です(笑)
次回は自分のアピールの核となる「コンセプト」についてまとめたいと思います。

 

アイキャッチはそこらの大学入試の面接本より断然役に立つ就活の本(笑) 

内定力

内定力