サービスそのものというよりも、その利益を出している仕組みがとにかく頭いいなぁと思うのです。
電子決済サービスの場合、取引が終わってもすぐに全額が現金化されるわけではない場合がほとんどです。
仮に1億円の取引がオンラインで行われたとしても、すぐに現金化して引き出されるのはその中の一部です。
(たぶん)スパイクもメルカリも、その留保されているお金を運用することで利益を生み出しているサービスです。
お金をサービスで集めて、銀行みたいな利益の出し方をしてるんですよね。
この二つのサービスを見たときに、サービスで囲い込んでそこで留保分のお金を資産運用するってやり方と、地域通貨を合わせたら面白いんじゃないかなと思いました。
日本円と常に換金できる独自の地域通貨を発行して、地域の人々に使ってもらう。
で、そこで集まっている日本円を運用することで利益をあげるというのが大まかなプロット。
地域通貨を使う住民の人にとっては、日本円で払うより消費税がかからない分やすく済むというメリットがあります。
「お金で商品を買った」のではなく、「自分の持っている紙切れと売ってる商品を物々交換した」だけ。
消費税があくまで日本円という'通貨'に対してかかるものだとしたら、タダの紙でしかない地域通貨には税金はかけることができません。
したがって住民は消費税分だけ、日本円を使うより地域通貨を使った方がメリットがあることになります。
数百人単位だったり、特定の商品した持たないコミュニティでは、なかなかこのシステムはうまく回らないと思いますが、地方の商店街みたいに、そのコミュニティの中だけで生活できる街でなら、数百人単位で実践したらうまく回る気がします。
地方の役所とかが主導でやっても面白そう。。
地域通貨×メルカリやスパイクのようなビジネスモデルっていうサービスを作ったら、結構いい線行くのではないかなと思います。
細かな仕組みや地域通貨の制限みたいなのは全く知らないので、実現可能なのかどうかは分かりませんが(笑)