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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



悩みが解決したとき、大抵の場合はスッキリではなく苦痛を感じる

以前、塾の方で毎日更新しているコラムに「悩み相談」について書いたのですが、読んでもらう方々を想定してかなりオブラートに包んで書いたので、こちらでは最初に考えた原案の方でまとめたいと思います。
※原案なのでかなり読みづらいです(笑)

僕は相手の悩みを聞く時に、悩みを4つの要素に分類して聞いています。
その4分類は以下の通り。
①当人が悩んだところでどうにもならない悩み
②今悩んでもどうにもならない悩み
③今、自分が行動することで解決できる悩み
④解決することを目的としない悩み
だいたいこの4種類をサブプライムローンみたいにごっちゃにまとめて抱えて、悩みは複雑になっていきます。
とくに多いのが、③の要素が大部分であるのだけれど、その行動のリスクが怖くて①と②の方を強調して、どうしようもなく深刻な悩みであるようにデコレーションしている場合です。
あとは単純に④の場合だったりとか。

僕は悩みの解決=スッキリするものではないと考えています。
むしろ複雑に入り組んだ悩みの要素を分解して、どうすればいいのかはっきりすることは苦痛を伴う場合が多い。
何かしら現実から目を背けたくて、複雑な悩みを自ら作り出している場合も少なくないからです。
こういう場合、その悩みの核がはっきりした瞬間に、今まで当人が目を背けてきた問題が目の前に現れます。
背けるために複雑な悩みの体をなしていたわけなので、それが明確になったところで、スッキリするわけではないのです。

よく恋愛コラムみたいなもので、異性の悩みを聴く時は解決策を言うのではなく、しっかりと相手の話を聞いてあげましょうみたいなことが書かれています。
「悩みをしっかり聞いて欲しい」とは、言い換えれば「問題の確信から目を背ける自分を肯定して欲しい」ということになります。
悩みを聞くのが上手い人が「私のことを理解してくれる人」と思われるのはある意味当然なんですよね。
だって自分が無意識に求めている回答、つまり複雑な悩みの体で現実から目を背けていればいいよと言ってくれているわけなので。


人の悩みを聴く場合は、悩みを分解して問題をはっきりさせるでも、悩みをあえて解決せずに肯定してあげるでも構わないと思います。
因みに僕は嫌われたくない場合(とくに女性)は後者に徹し、相手の役に立ちたいと思う場合は嫌われるのを覚悟で前者のスタンスをとります。
打算的にいくのであれば、後者でいる方がいいに決まってるんですよね(笑)
と、相手の相談に乗る場合はおいておいて、肝心なことは自分の悩みを解決する場合です。
自分の悩みを解決する場合であれば、後者のスタンスを取るわけにはいきません。
問題の核を明らかにして、手を打つ必要があります。
もっとも有効なことは、悩みを箇条書きでメモに羅列することです。
その上で、箇条書きした一つ一つの問題に①〜④の番号をふっていく。
番号をふった中で③となっているところだけが問題の核心で、改善すべき「何か」です。
それ以外の部分は、悩みを大きく見せようとしたり、複雑に感じるために自らが施した装飾です。
こうやるときっと、解決すべきことが明確になるはずです。
ただし、ここで予め意識しておかなければならないことは、初めにも書きましたが「悩みが解決する=スッキリする」ではないということです。
むしろ出てきた結論を受け入れるのには苦痛が伴う場合がほとんど。
悩んでいる状態は、ある意味でディズニーランドの中にいる状態です。
それが解決するということはディズニーランドから出てくること。
なぜか悩みが解決というとスッキリするという印象が強くなっていますが、実際はそんなことはない。

悩みについて考える上で、先に書いた悩みの4分類と、解決≠気持ちがいいという2点を意識することが大切なのだと思います。


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オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

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