新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



ネットの最大の功績は、成功者の努力が可視化されたこと

「ネットの最大の功績は、成功者の努力が可視化されたことである」という僕の格言?があります(笑)

ネットの最大の利点は、あらゆる情報に自由にアクセスできるようになったことでもなく、遠く離れた友人と物理的な距離を超えて連絡をとることができることになったことでもなく、成功した人がどれくらいの時間を費やしたかがだれもに認識できることにこそあると思うのです誰も認識できることにこそあると思うのです。

例えばネットがない時代であれば、ある人の成功は成功した部分しか見ることができません。

例えばネットがない時代であれば、ある人の成功は成功した部分しか見ることができません。

テレビに出ている億万長者の社長だとか、雑誌のインタビューで見かける若手実業家、あるいは漫画家でもアニメーターでも、ブロガーでもミュージシャンでもそうですが、それまでは彼の成功した後の華やか姿姿しか見ることができませんでしたブロガーでもミュージシャンでもそうですが、それまでは彼の成功した後の華やか姿姿しか見ることができませんでした。

 

ところが、ネットが普及してあらゆる情報が共有されるようになると、すべての人々の生活習慣や活動が大衆の目に可視化されるようになりますあらゆる情報が共有されるようになると、すべての人々の生活習慣や活動が大衆の目に可視化されるようになります。

例えばある有名人のTwitterを追いかけブログを読み、テレビやネットの生放送を追いかければ、その人の1日がおおよその予想がついてしまうことがあります消例えばある有名人のTwitterを追いかけブログを読み、テレビやネットの生放送を追いかければ、その人の1日の生活を大まかに推察できてしまうことがあります。

あるいは、人気YouTuberや有名ブロガーの中には、自分たちの生活や仕事のスタイルなどを事細かにウェブ上に示してくれる人思自分たちの生活や仕事のスタイルなどを事細かにウェブ上に示してくれる人もいます。

こうした人たちの1日の生活習慣を正確に追いかけると、その人の成功は才能でも雲正確に追いかけると、その人の成功は才能でも運でもなく、ひとえに人並み外れた圧倒的な努力の成果であると言うことが嫌でもわかってしまいます。

 

例えば人気YouTuberのHIKAKINさんが、1日の生活をYouTubeにアップしていました 。

朝の2時過ぎから始まって終わるのは12時を過ぎた後です。

あるいは同じく人気のYouTuberである「釣りよか」のよーらいさんは、睡眠時間が数時間で後はひたすらに釣りと動画編集をしていると言う現在の生活を動画で投稿しています睡眠時間が数時間で後はひたすらに釣りと動画編集をしていると言う現在の生活を動画で投稿しています。

他にもブロガーのイケダハヤトさんは、全盛期は1日10本近くのブログを書いていたそうです。

漫画家の山田零士先生は小学校の頃毎週自分で締め切りを設定し週刊漫画を学校に書いて持っていったと言っています。漫画家の山田玲司先生は、自身のニコニコ動画の番組で、小学校の頃毎週自分で締め切りを設定し週刊漫画を学校に書いて持っていったと言っています。

ミュージシャンの志磨遼平さんはネット番組の中で古今東西あらゆる音楽に精通したその知識の広さを披露し、ウーマンラッシュアワー村本さんのネット番組では、スーパーマラドーナの武市さんやナイツの塙さんが出て、その漫才に対するとてつもない知識や探究心を見せつけていました。

島田紳助さんが吉本興業の養成学校で講演した時の動画の中では、彼が売れるために行った膨大な努力を事細かに説明していました。

筑波大学の準教授である落合陽一さんやお笑い芸人の西野亮廣さん、こういった有名人(成功していると思われている人たち)のTwitterやブログでの発信を見ていると本当にどれだけの努力をしているのかと驚きます。

(実際に自分が仕事をこなしながらその上であれだけの情報発信をすることを考えると、彼がどれほどすごく活動しているかと言う事は容易に想像することができると思います) 

 

こうした部分はそれまでは決して人々の目に触れる事はありませんでした。

成功するまでの努力や苦労の部分がすべて目に見えず、ただ僕たちの前に現れるのは彼らが成功し輝かしく人前に出ている姿だけでした。

だからこそ成功している人たちを見て僕たちは「あいつらは才能があるから」「運がいいだけだ」みたいなことを本当に思っていました。

しかし今は彼らのそうした本来は見えなかった努力や苦労までも全て追いかけようと思えば追いかけることができてしまいます。

これは努力をしないで成功を妬んでいるだけの人たちにとっては非常に好ましくない状態です。

(なぜなら今まで「あいつらの才能がある」と言って自分の努力不足を棚に上げていた、それまでの自分たちの言い訳が使うことができなくなってしまうからです)

一方で、本当に成功したくてもがいている人にとってはこれほど良い環境はないと思います。

あらゆる分野での成功している人の積み上げた努力が可視化され、どれだけ努力すれば最低限そこに到達できるかという可能性を知ることができるからです。

これをチャンスと見るか、「余計なことを仕上がって」と見るかは、本人の自由だと思いますが少なくとも僕は前者と思った方がより有意義な生活が送られるような気がします。

 

「努力は報われる」なんて言う、J-Popみたいなことを言いたいわけではありませんが、おそらく僕たちが思っている成功するのに必要な努力値の何十倍も多くを行わなければ成功にたどり着けないと言う事は紛れもない事実であると思うのです。

「成功したやつはただの運や才能だ」と言っている人の中で、少なくとも表面に見えてくるウェブ上に現れる断片的な努力の足跡だけでも真似することができる人間が、一体何人いるでしょうか。

少なくとも僕は無理だと思います。

こういった「信じられない努力」が具体的に見えるようになったということこそが、僕はネットの最大の功績だと思うのです。

 

巷には多くの成功法則やノウハウが溢れています。

しかしそのいずれにも具体的な努力の量は描かれていませんでした。

そうした部分がネットに流れるようになって初めて、ノウハウや成功法則あるいはマインドセットなどが役にたつようになったのだと思います。

成功に要する努力量も正確に把握していること。

これは今後の社会を生き抜く上で非常に大きな強みになると思うのです。

 

 アイキャッチ幸田露伴の努力論。因みに無料の本が出ています。

努力論 (岩波文庫)

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