新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



【UG】ゴールが好きですか?それとも歩くのが好きですか?

「道草を楽しめ 大いにな
ほしいものより大切なものが きっとそっちに ころがってる」

これはHUNTER×HUNTERの主人公のゴンの父親であるジンフリークスの台詞です。

小さな頃から会ったことのない父親ジンを追いかけて、やっと対面できた時にジンからゴンに送られた言葉です。

「目的」が大切なのか、それとも「過程」が大切なのか。

単なるマンガのセリフにとどまらず、この言葉は僕たちの勉強や仕事における向き合い方にも響く繋がるものであるように思います。

 

このセリフではないですが、僕は仕事や勉強で目的に辿り着くことだけが全てではなく、過程を楽しむ余裕が大切だと思い、事実自分はそう過ごしてきましたし、生徒や後輩にもそういう立ち回りを進めています。

そんな中で出会ったのが今回のUG記事で紹介した日本ハムファイターズにドラフト指名された加藤豪将さんのセリフでした。

「歩く事が好きな人は、ゴールが好きな人よりも遠くへ行ける」

最近仕事で書いたばかりのコラムだったのですが、僕の中で示唆に富む内容だったのでUG記事として掲載することにしました。

 

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The man who likes to walk will walk farther than the man who likes destination.
今回日本ハムファイターズにドラフト指名された加藤豪将選手が入団会見の際にコーチに言われた言葉としてこんな言葉を言っていました。
日本語にすれば「歩くことが好きな人は、ゴールが好きな人よりも、絶対に遠くまで歩ける」となります。
この言葉は、入試にも通ずる部分があるように思います。

受験勉強というと、とにかく問題をこなして、知識を覚えて、毎回の定期テストや模擬試験、過去問でいい点数を取って、内申点を少しでもよくしようとがんばることが大事であるように思ってしまうかもしれません。
しかし、あまりに「ゴール」にこだわりすぎると、最終的に思わぬ遠回りとなってしまうこともあります。

たとえば、昆虫の足はどこから生えているのか?キャッチボールの軌道ってなんだかきれいだな。大河ドラマって面白い!漫画の主人公のあのセリフってどういう意味なんだろう?
こうした疑問は実は勉強に直結します。
上にあげたことに限らずさまざまなものに疑問を持っていれば、教科書で学ぶ知識は「覚えなければならないことがびっしり書かれた仕様書」から、「自分の疑問を解決してくれる魔法の本」に変わるかもしれません。
身近なものに疑問を抱く姿勢が「歩く」ことだとすると、気がつけばずっと遠くにたどり着ける可能性だってあるのです。

加藤選手は会見の中で、自分は6歳のときに野球を始めて以来、21年間1分も無駄にしないように野球に打ち込んできたと述べていました。
そんな人が言う「歩くことが好きな人は、ゴールが好きな人よりも、絶対に遠くまで歩ける」ということばは、なんだかとっても説得力があるように思います。

高校受験も大学受験もさらに気合をいれなければならない時期にさしかかりました。
授業がない日もどんどん自習に来る生徒さんが増え、目つきも明らかに変わったように感じています。
そんな今だからこそ、先の言葉を紹介したいと思いました。
みなさんは「ゴール」が好きですか?それとも「歩くこと」が好きですか?