新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



根性論が嫌いな人のための理屈勉強法5 | 頭のいい子の育て方1-2〜

頭のいい人というのを①秀才型と②天才型と分類して、前回は秀才型の特徴をまとめました。
今回はその続きで、天才型の特徴をまとめてみたいと思います。
天才型の頭のよさとは、仕事のスピードが早いとか、論理的思考に長けているとかとは少し違います。
どちらかといえば新しい角度から物事をみたり、センスのいいアイデアを生み出したりすることのできるクリエイティブ系の能力のことです。

優れたアイデアを生み出すために必要な要素を僕は発想力と知層力と読んでいます。
後者の知層力とは、その人の考えのベースになっている、今までの膨大な知識・経験・興味の積み重ねのことを指して作った僕の造語です。
僕は天才型の能力をプランターのようなイメージだと考えています。
知層力がプランターの中に入れた土で、発想力が水や太陽のようなエネルギー。
同じアイデアのタネでもどんな土に埋めるか(=知層)、どんな環境で育てるか(=発想)で育ち方はまるで違ってくる。
クリエイティブ系の能力は発想力×知層力で構成されます。


発想力はさらに①引き出し力②組み立て力③組み合わせ力の3つに分けることができます。
1つ目の引き出し力とはあるキーワードを聞いた時に、どれだけ固定観念に縛られずにそのキーワードから連想するものを思い浮かべることができるかという能力。
たとえば「りんご」と聞いてたいていの人は「赤い/果物/甘い」みたいなものを連想しますが、他にも「ジョブズ/白雪姫/ニュートン/リューク」など、果物としてのりんごから離れ、記号として連想を膨らますこともできます。
あるいはリンゴを「RINGO」とローマ字変換して母音や子音が共通してる言葉を連想したっていい。
もちろん「ふじ/ゴールデンデリシャス/紅玉」みたいにカテゴライズを細かくしていくのも連想だと思います。
このように引き出し力のスタイルは、そのものを見て直感的にイメージを膨らませる感性スタイルと、銘柄の様にカテゴリーを細分化するセグメントスタイル、それから固定観念を意図的に離れて別の角度から見る転換スタイルに分けられます。


次の組み立て力は、起点と結論が決まった状態で、面白い論理展開をできる能力です。
「秀才型」の方で挙げた論理的思考に似ているように思いますが、客観性よりもその論理のオリジナリティを重視する点で異なります。
必ずしも全員が納得するような論理ではなくて、確かにひとつづつの事実を問われたら納得するけれど、全部繋げたらおかしな方向に向かっているような論理展開のことを指します。
ちょうど「風が吹けば桶屋が儲かる」のことわざのイメージです。
あらぬ結末に持って行くスキルを組み立て力と呼んでいます。

そして最後は組み合わせ力です。
これは、持っている知識をどのような角度でつなぎ合わせて一つのアイデアとするかという能力です。
自分自身が斬新なアイデアを提唱したわけではないけれど、既存の知識を組み合わせることで、今まで見つからなかった組み合わせを生み出す。
「お茶×清涼飲料水」という組み合わせで新たな市場を開拓したおーいお茶などがわかりやすい例だと思います。



発想力がアイデアを育む環境を構成するとして、アイデアのタネを埋める土の役割を果たすのが知層力です。
この「知層力」はそれぞれの人が今までに触れてきた、知識・経験・興味が積み重なって構成されています。
積み上げたものが知識重視なら評論家肌になり、経験重視なら職人肌、共通重視なら芸術家肌に見えるアイデアが生まれる傾向があります。
また、それぞれが混ざり合うことで「その人らしい」と言われるアイデアの元にもなる。
何年もかけて知識・経験・興味を吸収することで、アイデアを育むための土壌つまり知層が形成されていきます。
イデアが思いつかないという人の多くは、実はこの「知層力」の訓練ができていないからではないかというのが、僕の最近の仮説です。

次回から、僕が今時点で考えているそれぞれの能力を伸ばすためのメソッドを順にまとめてみたいと思います。