文脈に関係なくオリンピックは成功する
というわけで、オリンピックが始まります。
僕はもともとスポーツに興味がないのと、仕事柄この時期は他に関心を向けている余裕もないのであまり興味はないのですが、そもそも何かに対して予想することは好きなので、僕の予想をまとめておこうと思います。
端的にいうと僕の予想は「『成功』する」です。
ただしこれはもちろんコロナを乗り越えただとか世界が一つになったとかいうポジティブなお話ではありません。
もろもろの条件を見れば、「成功」という結果に落ち着くだろうなあというお話。
僕が「成功」に落ち着くだろうなと思う理由は次の3つ。
①目の前の熱狂にハマりやすい日本人の国民性
②絶対に「うまくいった」ことにならなければならないステークホルダーの人たち
③日本の気候風土とコロナによる準備不足
①については3.11の震災のときくらいから漠然と感じていたことなのですが、そこから10年くらいの僕たちの反応を見ていて、いい悪いとかではなく、そういう特性があるんだろうなと。
いい意味で宵越しの金を持たない精神というか、ええじゃないか精神というか。
僕たちは直近のポジティブなイベントに、前後の文脈と切り離して乗っかることが出来ると思うんです。
僕はオリンピックに関しては賛成とは思っていませんが、それでもやる以上乗った方が得なんだろうなと思ったりしています。
こういうメンタリティが少なからずあると思うのです。
だから、オリンピックが始まればコロナや生活苦や環境は目に見えながらも、イベントに没頭できる。
ウェブ上の意見の主流がどうかは分かりませんが、少なくとも現地のリアルな空気感としてはそういうふうになるのではないかと思うのです。
②ステークホルダーの視点から。
ステークホルダーの人たちにとって「失敗」という結論はあってはならないものです。
であるなら、是が非でも成功に持っていこうとする。
(もっといえば「成功したこと」に持っていこうとする)
言うまでもなく最高や失敗というのは解釈です。
科学的な手法によりリスクの視点や経済効果の視点から客観的な評価を振り返って行うことは可能ですが、逆に言えば、直近のニュースや評価は情報提供者の主観が多いに反映されたものになる。
成功して欲しい人が成功しているという裏付けとなるデータを示して記事を書けば、それは短期的には「成功」のエピソードとして世間に伝わる。
少なくとも数ヶ月〜1年単位ではポジティブなデータに基づくポジティブや情報が賑わうと思うのです。
ちなみに僕はどうせ払った金を使われているのなら楽しんだ方が得でしょ?派です。
③そして最後の日本の風土のお話について。
もちろん暑い地域や湿度の高い地域はたくさんらでしょうが、日本のような環境下での暑さや湿度を経験している人は少なくない気がしています。
まして相手は万全の準備をする一流選手たち。
そんな人たちなわけですが、今回のオリンピックでほコロナの影響で十分に対応する訓練をしていないはずです(これは僕の憶測)
そんな中、この先進国独自の過酷な気候条件&物理的な準備不足は日本選手にとって大きな追い風になり、結果的にメダル獲得数が増えると思うのです。
そして①〜③がそろうと、「成功体験」というエピソードは作りやすいような気がしています。
というわけで文脈に関係なくオリンピックは「成功」すると言うのが僕の予想です。
みなさんはどう思いますか?