12月に入り、ありがたいことにたくさんのご飯のお誘いをいただき、その中で全然関係はない後輩からそれぞれ、「仕事で意識している事」を聞かれました。
で、僕の中では物事を正確に、より細かく受け止める方法ということで、「解像度」というものを意識しているのですが、それを話したところ、「じゃあそれはどう身につける?」という質問を貰いまして(笑)
確かになあと思いつつ、僕がしばしばいう「解像度」は、明確な鍛え方が言語化しづらい(したことがない)うえに、感覚としても捉えづらいなあと実感しました。
この問いを受けて改めて考えると、「解像度」は帰納的に学ぶものなんじゃないかなあと。
というわけで、ここには僕が思う解像度が高いコンテンツを片っ端からまとめてみたいと思います。
ノンスタイルの石田明さんが2019年のM-1グランプリを論評したものです。
それぞれの意図や視線、間などの考察が凄いです。
②赤星&新庄の盗塁談議
全部が参考になりますが、特に9:50からの赤星さんの盗塁の工夫とその意図が秀逸です。
③料理人山本征治さん「プロフェッショナル仕事の流儀」
料理人の山本さんが、新たな技術を模索する過程が見られます。
注目は12:55で、アク抜きを化学式の側面から仮説検証する姿が圧巻です。
4:40秒のところから、葉加瀬太郎さんがシとドの間の音についての紹介をしています。
そして、その微妙な違いを音楽に活かすとどうなるかというところまでご自身で解説。
先日卒業されたモー娘。のエース、佐藤優樹さんのメンバー評価です。
歌やダンスに関して、メロディだけでなく全ての楽器のリズムや照明まで意識してパフォーマンスに昇華する佐藤優樹さん。
そんな解像度の人が人間を観察したらこうなるのかという実例です。
岡田斗司夫さんがコマ単位で映画を解説しているコンテンツです。
全てのコマに意図があるという前提で分析する凄さがあります。
⑦立川談志の落語論
立川談志が演技指導をテレビで披露した場面です。
5:55秒からが圧巻で、上下の見せ方、声の意図などが凄まじいです。
⑧ベンジャミンザンダーのクラシックの聞き方
天才指揮者、ベンジャミン・ザンダーが、クラシックの聞き方について講演をしたものです。
一音の違いがどういう意図を帯びるかを説明したものです。
⑨ポケモンのバグの解説
ポケモンのゲームでなぜバグが発生するのかをゲームの仕方から説明した動画です。
仕組み分析としてこれ以上はないのではないかというくらいに凄いです。
⑩フルーツポンチ村上さんの俳句解説
フルポンの村上さんが俳句の意図ややり方を細かく説明しているコンテンツです。
どこに何を置くとどういう印象になるかを解説しています。
というわけで、10種類ほど僕が「解像度」を学ぶ上で参考になるなあと思うものを紹介してみました。
「解像度」は「気づく事」から始まると思うので、よかったら参考にしてみて下さい。
アイキャッチは世界の解像度