少し助動詞の単元が長くなってしまっていますが、もう少々お付き合いください。
今回は、used to~とwould oftenについてのお話です。
特別難しい内容というわけではありませんので、当初はここにまとめるつもりはなかったのですが、重要ポイントとして押さえておきたい事項が数点あったので、一回分の時間を割くことにしました。
ここでお話ししておきたいことは、「used toとwould oftenの違い」と「be used to Ving」
と「used to V原型」の見分け方の2点です。
後者は動名詞の単元も絡んできますので、それほど込み入った話はしませんが、2つを間違えないためのポイントを簡単に整理しようと思っています。
まずは「used toとwould oftenの違い」からお話しします。
ネクステージやアップグレードなどの問題集(あえて参考書とは呼ばないでおこうと思います。)では、両者の解説欄でwould often(=よく○○した)、used to(=かつては○○したものだった)という具合に書いてあったように記憶しています。
もちろんこの表現でも伝わるには伝わるのですが、なんとなくわかりにくい。
そこで、もう少しだけ砕いて説明しようと思います。
used toとwould oftenの違いを一言で表すならば、そこに現在の状態の縛りがあるか否かです。
used toの意味を改めてみてみると、「かつては○○したものだ」となっており、そこには「でも今は○○していない」というニュアンスが隠れています。
つまり、「現在は行っていないが、過去に行っていた習慣」を表す表現がused toということになるのです。
それではwould oftenはどうでしょうか。
一見するとused toが現在は行っていない習慣であるならば、would oftenは現在も続けている過去の習慣ということになるように思うかもしれません。
しかしwould oftenは少し厄介な表現で、単純に現在も続けている過去の習慣とはなりません。
would oftenの場合は、別に現在までその習慣が続いていようが続いていまいが関係ないのです。
とにかく「むかし○○していた」ということだけを伝えたい時に使う表現だと覚えておいてください。
じゃあ「現在も続けている過去の習慣は?」ってことになるかもしれませんが、こちらは単純に現在形で表せばかまいません。
だって今も昔もこれからもずっと変わらないものが現在形でしたから。
現在形についてのまとめはコチラ
両者の違いはなんとなく理解していただけたでしょうか。
本当はつづいて「be used to Ving」と「used to V原型」の見分け方をまとめようと思っていたのですが、文章が1000文字を超えそうになっているので、また動名詞のお話をするときにまとめようと思います。
(期待して読んでくださった方がいたらゴメンナサイ)
本日も最後までお付き合いありがとうございます。
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