新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



弁護士のブラック企業訴訟ビジネス

電車に乗っていると良く目にするようになった、法律事務所の「過払い金請求」の広告。
弁護士が広告出してどうすんねん!と思う反面、それだけビジネスを考えなければ弁護士でも食っていけないのかと、何年か前に感じた事がありました。

自ら市場を開拓する。
マーケティングの基本だと思うのですが、弁護士が自ら「過払い金請求」市場を開拓したっていうことが非常に興味深かったので、当時他にも市場になる可能性があるのではないかと考えたりしていました。

ここ一年、二年で何かと話題になっているのはブラック企業問題です。
ワタミすき家、挙句の果てに夢を売っているディズニーランドまで、ブラックというニュースが流れてきて、世間にブラック企業という認知がかなり根付いてきたように感じています。
これを見た時に、ふと先の過払い金請求の話が頭の中で繋がって、ブラック企業に切られた人向けの訴訟ビジネスなんか法律事務所のトレンドとしていいのではと考えました。

そんなことを頭の片隅で考えていたら、ちょうど数日前に読んだ瀧本哲夫さんの「僕は君たちに武器を配りたい」(講談社)の本に、弁護士の間で次は残業代の支払い訴訟が次のトレンドになりそうという事が書かれていたので、紹介させてください。


この本はトレーダーの著者が今の若者に向けて書いた、現代社会で若者が生き抜くために必要な技術が具体的に書かれています。
いわゆる自己啓発ライフハック系の内容ではなく、著者のトレーダーとしての経験に基づいた、トレーダー的な思考の方法を書かれている点が他の成功本とはまるで違い、非常にためになるなと思い、一気に読んでしまいました。

本書を読んでビリビリと伝わってくるのが、著者の周りのノイズに惑わされない思考の強さです。
先の残業代請求の話しはもちろんのこと、他に出てくる事例や意見は、どれも非常に明解で、納得せざるを得ないようなものばかりです。
発売された2011年は、今ほど「ブラック企業」という言葉が使われては(実際に本の中でブラックという言葉は使っていません)いなかった事を考えると瀧本さんの先見性・物を客観的にち見る力って、とんでもないなとおもいます。

どういう立ち振る舞いをすればいいのか、物事の捉え方はどうすべきなのか。
そんなことが非常に具体的に書かれているので、就活生はじめ僕も含めた社会人になりたての人間にとって、気づかされる事が多い一冊である気がします。

触れていた具体的にも内容にも「おっ!」ってなったので、紹介させてもらいました。
ブラック企業という言葉に世間の関心が向いている今なら、弁護士の「ブラック企業訴訟ビジネス」って、結構潜在的なニーズが眠っているような気がします。

文字が大きく、全く難しい言葉は使われていませんので、個人的にはオススメの一冊です。