新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



16ビートと微分音と物事の解像度を上げるということ

16ビートという気づき

最近モーニング娘。にハマっています。

高橋愛さんのインタビューを偶然YouTubeで見かけて面白い人だなあと思ったのがきっかけで、色々見ている中でハマったのですが、結果たどり着いたのがつんく♂さんと16ビート。

つんく♂さんについては書きたいことがいろいろあるので、今回は16ビートについてお話しします。

モーニング娘。にハマって色々なインタビューを見ていると出てきた16ビートというキーワード。

僕も楽器をやっていたことがあるのでそれ自体は知っていましたが、正直そこまで意識して聞いていたというわけではありませんでした。

そんな16ビートについて、現メンバーの佐藤優樹さんが説明していたのですが、その言語化がすごくて、ざっくり言えば1小節あたりを16分割して捉えるみたいなことなのですが、それをみて改めて僕は16ビートを意識して色々な曲を聴いてみたときに、それまでとはまるで違う多くの気づきを発見したのです。

モーニング娘。佐藤優樹のリズム講座 - YouTube

 

微分音という気づき

似たような感覚を味わったのは葉加瀬太郎微分音について語ったこの動画。

釣りよかハウスでヴァイオリンコンサート!! - YouTube

微分音は、通常の平均率で表される(普通の楽譜の表記)ものの間にある音のこと。

ドとド#の間の楽譜には記載されないし、ピアノやマリンバなどでは表せない音です。

ただこれを意識して色々な人の曲や歌を聞いてみると、いわゆる凄いという評価をされる人の多くが、意図的にそれを混ぜることで表現をしています。

微分音」という視点を知ることで、新たな気づきが得られるわけです。

 

解像度を上げて「気づき」を増やすということ

16ビートにしろ微分音にしろ、理解して、意識してみるとそれまでは見えなかったレイヤーで情報を受け取ることができるようになります。より目の細かい網で川を漁る感じ。

昔と比べてあらゆる情報へのアクセスが容易になった今、同じ情報から何を受け止められるかが大事になったと思うのです。

無限に情報が溢れ情報の価値が無くなりつつあると言われる中で新たな価値となるのが、この解像度の高さだと思うのです。

1000人に1人しか手に入らない情報は今はほとんどありませんが、1000人に1人の解像度は存在します。

解像度を上げて気づきを増やすというのが、現代にとって非常に役立つスキルだと思います。

 

アイキャッチ葉加瀬太郎さんのコンサートDVD