去年の夏あたりに、今後の社会変化に対応するため、SNSで色々な実験をしてみたいななんてことを思い、この一年ひっそりと実験をしていました。
noteを2本運営し、このブログと別のブログを作り、もともとやっていたTwitterに加え、tictok、 Instagram、YouTube動画、YouTubeショート動画などなど(笑)
そうした媒体でそれぞれ、音声だけのコンテンツ、動画コンテンツ、文字コンテンツ、画像コンテンツといった発信方法でさまざまな形を実践してみるとともに、内容面でも本気で作り込んだもの、自分のスキルを活かしたもの、自分の好きなものはもちろん、パクリ、マーケティングに全振りした内容ゼロのクソコンテンツ、お金配りコンテンツまで、思い立った仮説は一通り実験してみました(笑)
で、いろいろやってみて最近手応え&興味を持ったのが、「コンテンツの再利用」というアイデアです。
「コンテンツの再利用」は、もともと岡田斗司夫さんが2020年の堀江貴文さんとの対談で言っていたお話。
岡田斗司夫さんは2000年代、YouTuberが全盛になるずっと前からニコニコ動画などのライブ配信プラットフォームを使って、動画の発信を続けています。
そんなこともあり膨大なコンテンツのストックを持っている岡田さんは、せっかくあるのに「昔のもの」というだけで再生されづらいのはもったいない、アップグレードという形で再発信するのは価値があるのでさという仮説のもとコンテンツの再利用ということを最近始めています。
これを見た時に「なるほどな」と思いました。
僕は14年にこのブログを開設し(前のブログを開設したのは2010年)、今は1100本以上の記事、塾向けに書いたコラムが400本、音声コンテンツが200本くらい持っています。
その中にはまさに岡田さんのアイデアを真似できるなと言うものがあり、僕も「コンテンツの再利用」を実践することにしました。
「コンテンツの再利用」の実験をするにあたって僕が考えたのは次の2通りです。
ひとつは同一メディア上でのコンテンツの再利用、もう一つは別メディアでのコンテンツの再利用です。
具体的に前者に関しては、このブログ内でシリーズものでアップしていて、そこそこアクセスを稼いでいた記事をアップグレード版ということで、内容を付け加え&一つにまとめると言う形で再投稿ということをしています。
これにより新たな記事でのアクセス数を得るのとともに、過去の記事への流入を図っています。
もう一つ、他メディアへの再利用という部分では、実験的に歌詞考察記事をj-popの歌詞を題材にした現代文の講義という建て付けでnoteのマガジンの連載に、1スライドのピンポイント考察という形でInstagramに、そしてInstagram用に作ったスライドを用いてYouTubeの動画にという形で「コンテンツの再利用」の実験をしています。
noteに関してはこれを意識的に始めたのがつい最近なのでまだ大きな成果には現れていませんが、これまでも試験的にアップしていた歌詞考察記事のいずれもが各記事ごとに数1000pvの閲覧数になり、通算pvも上昇し始めているので、一応の効果は出てきつつあるのかなと思っています。
インスタに関しては始めたのが1月前で、これまでの農業アカウントとしてフォローして頂いていた方が減るものの(僕のインスタは今年の春まで農業アカウントだった)、代わりに歌詞考察を見てフォローしてくれる人がいて、また投稿に対して新規の方からぼちぼちいいねがいただけるようになってきました。
そしてYouTubeに関しては1週間目の割に1万再生は頂いており、今後実験を繰り返すオモチャくらいにはなりそうな勢いです。
「歌詞考察」のコンテンツを他メディアで再利用するというアイデアは、僕にとって色々なマーケティングの実験でもあります。
音楽はちょうど、アーティストのメディア露出、タイアップ作品の放映等で作品発表後も繰り返し話題にあがります。
それならば、アーティストや曲に関連したコンテンツは何度もタイムラインに上がりやすくなるのではないかと思うのです。
(僕のブログでいうテストの解説記事などと同じ仕組み)
こうした実験の意味も込めて行なっているコンテンツの再利用。
さまざまなデータが揃う過程で、その実験そのものも記事にしていけたらなあと思っています。
アイキャッチはコンテンツを資産にするお話の本