当時中学生のときに幻影旅団編(これが予想変換で出てくるのが凄い!)が始まって、そこでファンになった僕としては待ちに待った戦いです。
GW を挟んで明日ジャンプに掲載される最新話が気になって仕方がありません。
ハンターファンとしては、同じ気持ちの人も多いのではないでしょうか。
作家の岡田斗司夫さんも待ちきれずに、先週の自身の番組で展開予想を話していました。
そこで話されていた内容が、僕のなんとなく考えていたことを補完してくれるようにあまりに納得のいくものだったので、明日まで待つ気を紛らわすために、岡田斗司夫さんの予想を踏まえて、僕の予想をまとめてみたいと思います。
まず、どちらが勝つかという僕の(チンケな)予想の前に、考えられるストーリー展開を挙げたい思います。
基本的にハンターハンターはかなり論理的に物語が展開するので、出てきた内容を反故にするようなことはあまり起きません。
で、そんなストーリーを書く冨樫先生が、ヒソカたちに「どちらかが死ぬまでやろう」と言わせました。
ということは、その口約を守るのであれば、①ヒソカが負けて死ぬ②クロロが負けて死ぬのいずれかになるということになります。
ただし、どちらもそう簡単には殺せないキャラクターです。
というのも、どちらも主人公たちとの間に伏線が残っているから。
クロロにはクラピカの復習という因縁があります。
これまでのストーリーで一旦クラピカとクロロの因縁には決着がついているという見方もできますが、クロロがクラピカにかけられた念を解いたとなれば、再びクラピカが決着をつけに行くというのが妥当でしょう。
何より、恨み続けていたクロロを殺したのがヒソカであるなんて、クラピカの心情的にも読者の気持ち的にも素直に納得できる結末ではありません。
やはりクロロが死ぬとしたら、クラピカとの戦いの中というのが妥当でしょう。
クロロが死なないとすると、ヒソカが殺されることになるのかというと、こちらのパターンも正直あまり考えづらいと思います。
天空闘技場編で、ゴンはヒソカに一撃食らわし、以前の借りを返したとはいえ、まだ全然勝ててはいません。
一方でヒソカも、ゴンのことをいつか成長仕切ったときに戦いたい対象として追いかけ続けています。
こちらの伏線も、クロロとの闘いでボツにしてしまうにはもったいない。
ヒソカが死んでもクロロが死んでも、その後に納得のいくストーリーが出てくるとは考え辛くなってしまいます。
ヒソカもクロロも殺せないとすると、あとは2人を引き分けにするという結末しかありません。
①②でもない選択肢は引き分けにするか、どちらかが負けても殺されない相応の理由をつけることになります。
引き分けになるパターンを想像すると、1番現実的なのは旅団メンバーが闘いに横槍を入れてバトル凍結みたいなものですが、これはどうやっても不自然になってしまいます。
(少なくとも僕の想像の及ぶ範囲では)
そうなってくると、決着はつくけれど殺されずに済むという所しか落とし所はありません。
というわけで、僕はどちらかが負けても殺されずにすむ、それなりに筋の通ったストーリーを予想することにします。
結論からいうと、僕はクロロ(団長)VSヒソカは、クロロの勝ちになると見ています。
初めにそう思ったのは、バトル開始前に2人が向かい合うシーンの立ち位置を見た時です。
2人が向き合うシーンは、ヒソカが左で団長が右にいました。
これ、本来ならば、団長が左にいてヒソカが右にいるのが自然だと思うのです。
普通マンガを読む時、僕たちの視線は右から左へと移動して行きます。
その視線移動のラインに則るのであれば、右側に主人公(読者に感情移入して欲しいキャラクター)が来るはずです。
その方が、敵対するキャラクターが視線の移動を阻むように存在して、気持ちが乗りやすくなるから。
ワンピースなんかだと、この辺をかなり意識的にやっているように思います。
しかしながら今回左に配置されているのはヒソカ。
視線移動の法則に当てはめるならば、読者はクロロに気持ちを重ねることになってしまいます。
クロロは、ヒソカがずっと闘いたいと追い求めていた「敵」です。
それがあえて左に配置されているのは、この闘いでヒソカが負けることを暗示しているのだろうと感じました。
ではどうやって、殺し合いと宣言させた上で、ヒソカを死なせずに、かつ誰の目にも納得のいく幕引きにするのか。
これに関しては、クロロの能力「盗賊の極意(スキルハンター)」しかないように思います。
盗賊の極意は、一定条件をクリアすると相手の念能力を奪うことができて、奪われた相手はその能力が使えなくなるという能力です。
ヒソカが盗賊の極意によって能力を奪われて幕引き。
これが唯一読者が納得する線だと思います。
で、ここからは岡田斗司夫さんが話していた内容のまるパクりなのですが、ヒソカは以前、クラピカによって能力を封じられたクロロに対して「壊れたおもちゃに興味はない」と言って、能力の使えなくなった団長と闘わずに去っていきました。
今度は能力を奪った上でクロロがヒソカにこの言葉をそのまま返すのではないかと。
確かにこれで行けばヒソカを殺さない理由にもなりますし、勝敗もつきます。
僕はこの線が1番濃厚だと思っています。
もう一つ、ヒソカが能力を奪われるのではないかという根拠を。
これも岡田斗司夫さんの話していたことですが、クロロの能力は、相手の能力を奪うというもので、奪われた相手はその能力が「使えなく」なります。
1次的に何らかの形で能力が使えないというのは今までも出てきましたが、全く能力が「使えなく」なるというのは、極めて特殊です。
そして、現在この状況になっているのが主人公のゴン。
ゴンはキメアラント編で1時的に強大な力を発揮手にする代わりに死にかけ、一命を取り留めたものの、現在念能力が「使えない」状況です。
もしここでヒソカも能力が「使えない」という状況になれば、念能力が使えないという点でゴンとの接点が生まれます。
ハンターハンターという作品は、常に主人公のゴンと仲間が共に冒険をするという形で話が進んできました。
キャラクターの設定上、どうしても主人公だけでは絵的に盛り上がりませんし、性格上的確なツッコミ役や導き手がいなければ上手く話が回りません。
今までの最大の相方であるキルアは、妹を助けたことで一旦物語の主軸からリタイアしました。
そうなると新たなパートナーを作らなければゴンを話の主線に復帰させられません。
そこに使おうとしているのが、クロロに能力を奪われ、ゴンと同じく念能力を「使えなく」なったヒソカなのではないかというわけです。
後半はほとんど岡田斗司夫さんの説ですが、これが1番納得のいく展開であるように思います。
(因みにハンターについて話した岡田斗司夫ゼミはこちらです。「岡田斗司夫ゼミ5月1日号延長戦「シンゴジラに新展開とハンター×ハンターこれからどうなる!」 - niconico」)
まあいつものことですが、自信満々に展開予想をしても大半は的外れで終わります。
寝る前に勢いで書き散らした戯言なので、あまり間に受けずに読み流して頂けたら幸いです。。
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