こんな風に増えてきた中規模程度の繋がり。
ポイントとなるのは、参加者相互のコミュニケーションがどの程度活発に行える「場」を用意できるかであると思います。
どんなに人数が多くても、参加者相互のコミュニケーションをできる場が用意されていなければ、代表者と参加者の縦の繋がりがメインになり、密度は濃くなっていかない。
従来のファンクラブなんかがここに当てはまるのではないでしょうか。
逆に、コミュニケーションを重視しようと、リアルな世界に集まることができるハコを用意したら、今度はその近くに住む人しか参加できず、スケールしていかない。
サロンをはじめとする中規模程度のコミュニティには、適度な繋がりを保証できるシステム作りが不可欠です。
HPや代表者のオウンドメディアでは、参加者の繋がりが作れない。
逆にLINEやFacebookページ、チャットワークなどでは、連絡に特化しすぎていて、ゆるいコミュニケーションを取ることが難しい。
その辺のさじ加減がmixiのインターフェースだと絶妙だと思います。
日記やつぶやきなどで適度にお互いのプライベートも知り、コメントを残すこともでき、コミュニティ機能で仕事や趣味別に人が集まることができる。
mixiのインターフェースは100〜2000人規模の中規模集団が集まるプラットフォームとして、最適だと思います。
そのリソースをそのまま捨ててしまうのはすごくもったいない。
だったら中規模のコミュニティ向けにカスタマイズしたSNSとして売り出したらいいと思うんですよね。
申し込みがあったコミュニティのロゴやデザインでSNSの外側を作り、用途に応じて必要な機能をカスタマイズする。
サーバー管理と定期的なメンテナンス、パスワードの安全保障なんかもmixiが請け負う。
こんな風にして中規模コミュニティ向けにプラットフォームとしてmixiを売り出したら、使いたがるコミュニティって結構あると思うんですよね。
サロンや私塾だけでなく、全国に会員のいるNPOや大規模なサークルなんかも。
僕の中の漠然とした予想でしかありませんが、今後も中規模コミュニティみたいなものはどんどん増えていくと思います。
当然その中には自分たちでコミュニティとなるSNSを立ち上げられないところも出てくるはず(ってかそっちの方が多いに決まってる)。
そんな時に、mixiをプラットフォームで貸し出されたら絶対需要あると思うんです。
SNSとして参加者を集めるのではなく、ハコそのものを売り出す。
もうノウハウはあるので、ビジネスとして面白いんじゃないかって思います。
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