新・薄口コラム

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マンガ・アニメ考察18銀魂〜銀時と近藤の盃は物語完結の象徴〜

今週号のジャンプに載っていた銀魂

何気無く読んでいて出てき、銀時と近藤さんが盃を酌む描写を見て、「あっ、もう銀魂を終わらせるのかな」と思ってしまいました。
もともと今回のシリーズは過去の伏線回収などをしていて、今まで以上に盛り上がってはいたのですが、今週号に出て来た、二人がお酒を飲むシーンをみた瞬間、僕の中で銀魂が終わるのではないかという予感が核心に近づきました。
終わるのでは?と僕が感じた根拠をあげていきます。
 
 
一つ目は銀時と近藤の盃のシーンです。
物語におけるお酒を酌み交わすシーンって、大切な誓いや友へ想いを託すみたいな意味合いがあるように思います。
後は頼んだとか、お前との絆は特別だみたいな。
たとえばONE PIECEではシャンクスと白ひげがお酒を酌み交わすシーンが出てきます。
あのシーンでは、シャンクスが白ひげを止めようとしています。
それを断って白ひげは黒ひげと戦うことを選ぶ。
ここでのお酒は、この先の戦いで死を向かえる友との最期の盃のような働きになっています。
また、最終的には生きていたわけですが、サボとも盃をかわした後、船が爆発している。
マンガに限らず、特定の人物同士のお酒を飲むシーンは、死の前触れを示している場合が多いように思います。
 
 
今回の銀魂では、話の役割上敵である銀時と近藤がお酒を飲むシーンがかなり長い釈で描かれています。
普通、ページには限りがあるため、余程のことがなければ、お酒を飲むという単なる雰囲気の演出であらならば、あれほどのページ数はさきません。
貴重な紙面の大半を2人のやりとりに割いたというのは、それだけ大きな意味があるということです。
また今回は2人とも、自分の仲間を連れていませんでした。
本来守るものを抱えた2人が、守るべき存在から離れて、一人の男として向き合っている。
その上、近藤は会話の中で「新撰組局長と伝説の維新志士の白夜叉がこうして酒を飲むなんておかしなこと」と言っています。
これは肩書きや守るべきものから解放された2人の男が肩を付き合わせるということの象徴だと思います。
そこで立場上敵である銀時と酒を酌み交わし、自らは斬首刑の場に向かう。
今週号のジャンプは近藤が連行されるところで終わっているので、まだ近藤が死ぬと決まったわけではありません。
しかし仮に来週号で近藤が殺されたとしたら、酒を飲んだシーンは友の意思を継いだ男が立ち上がるということのきっかけとして機能してしまいます。
そうなると、話は終わりに向かわざるを得ないように思うのです。
 
 
 
そして二つ目は連載当初から張られていた最大の伏線が回収されたという点。
連載当初から、銀さんは過去に影を抱えた存在として描かれていました。
それが攘夷志士として戦った過去に起因したものでした。
今回のシリーズで、高杉との因縁やその背後にある吉田松陽先生と銀時との関係も明らかになってしまいます。
実質として、初期に張った伏線は回収してしまったわけです。
 
 
最後が徳川茂茂の死です。
今まで、銀魂では主要キャラは1人も死ぬということがありませんでした。
というよりも、日常もののマンガで主要キャラが死ぬというのは基本的に禁じ手です。
時間の進まない日常モノのストーリーの中で、主要キャラが死んでしまっては、整合性がとれなくなる。
だから、少なくとも10巻以上をまたいで登場する人物は決して死ぬことはありませんでした。
それが、今回茂茂という、本当の初期にこそ登場していなかったけれど、中期に入る頃にはレギュラーキャラと重要な関わりをもつ存在へと昇格していったキャラクターを殺しています。
ここからはそう簡単に日常モノに戻れなくなってしまいます。
たとえばNARUTOにおける三代目火影自来也のように、ストーリーマンガならば話の転換点として主要人物の死は機能しますが、銀魂のようなギャグマンガではそうはいかない。
ここで茂茂を殺したのは、日常モノへ戻らないという空知先生の決意であるように感じました。
 
 
何れにせよ、次週で近藤がどうなるかによって話は終わりに向かうのか、新たな局面に行くのかは変わってくると思います。
ただ、今週号の銀時と近藤というそれぞれの大将がふたりきりで酒を飲み、近藤が死へ向かうというシーンが凄くひっかかったので、思ったことをとにかく書いてみました。
思いつくままに書いたので、極端に読みずらくなってしまいました。
・・・すみません。
 
アイキャッチは僕が銀魂の中で一番好きな第5巻
銀魂 モノクロ版 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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